蜘蛛ですが、なにか?
」のレビュー

蜘蛛ですが、なにか?

かかし朝浩/馬場翁/輝竜司

名作だと思います

2020年1月10日
異世界転生モノには珍しく、ザコからのスタートです。名前すら持っていない主人公も珍しい。弱いながらも苦労して苦労して、たまに調子にも乗って、死にかけて、挫折もして。でもサクっと切り替えて諦めず前向きに頑張って、また死にかけて・・・という部分が、なぜか楽しく読めます(笑) 苦労と頑張りを知っているから、チート級の強さになっても「頑張れ!」と応援したくなる。どんなに強くなっても上には上がいるってのがまた良いのかも知れませんね。ここ1、2年で読んだ中では断トツで面白い作品でした。アニメ化する方向で準備が進んでいるみたいですが・・・この作品の良さを、アニメで表現できるのでしょうか。想像できないのであまり期待もできないですね。せめてコミック版のデフォルメされた蜘蛛子のままだといいなぁ。
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