このレビューはネタバレを含みます▼
他では感じられない珍しいタイプのオメガバースの話です。学校の性別検査とか、Ωへの差別、友人との壁、何より運命の番や発情のタイミング等しっかり細かく練られた設定がオメガバースながら、やたらリアルなお話でした。とにかくグイグイ引き込まれる作品です。大我が運命の番を取りこぼした場面、りんちゃんの辛い過去や運命に翻弄される様子も胸が詰まります。何より薫が男前過ぎて、、、運命よりも自分を信じたってセリフはもう涙無くしては読み進めません。最終的にはきちんと落ち着く場所にストンと落ち着いてくれたから読み終わりスッキリしました。
遂に最終章。もう本当にこんなに感情を揺さぶられる作品って他にあるかな。大我はますます良い男にアップデートされてて惚れます本当に。りんちゃんは辛い副作用で忘れてしまう前に泣きながら思いを伝える場面は胸がギューッと苦しくなりました。こんなにも素晴らしいオメガバース作品、映画化して欲しいくらいの感動でした。☆5以上を捧げたい神作品です。この感情を誰かと分かち合いたいけど、周りには内緒でこっそりBLを楽しんでいるので語れないのが辛い!もうレビューでお伝えするしかない!
作者様に出来る限りの賛辞の言葉を贈りたいです。本当に素晴らしい作品をありがとうございました。