切ない再会らぶ





2020年1月23日
大事件がおきるわけでもないのに何でこんなに読ませちゃうんでしょうか。安西先生なら何でもいい病(失礼)にかかっちゃったんでしょうか。この話も再会して復活までモダモダしているだけっちゃあそれだけですが過去の甘い思い出と苦い終わりをはさみながら読みごたえあるドラマになっています。ミチが母を古い公団にひとり置き去りにしてしまったと悔いるところなどは具体的でリアル。こういうところが本当にうまいなぁと思います。これまで読んだ中で特別な作品とまではならないけれど切なさや温もりのある満足できる一冊です。

いいねしたユーザ1人
-
アヤ さん
(女性/40代) 総レビュー数:229件