このレビューはネタバレを含みます▼
田村由美先生の創るお話は独特な中毒性があるというか。壮大なスケールかつ勢いのあるストーリー展開にどっぷり嵌り夢中になります。
読み終わっても余韻が半端なくてしばらくループしてしまう。7SEEDSも定期的に繰り返し読んでましたが、こちらもまた然り。
普遍的に繰り返される人間の歴史を見ているかのような、とても深くて強烈な、胸に突き刺さる世界観が圧巻です。
更紗、珠理、それぞれの人としての成長の描き方がたまらなく刺さる。
更紗と珠理の運命的な関係性、私の中ではもうこれ以上ないってくらい大好きです。珠理大好き。本当に漢らしくかっこいい。
15巻以降はかなり衝撃的で、最終章へ向かうにつれ不安でいっぱいになりながら、ラスト感動で涙が止まらなかった。鳥肌立ちました。
本編は25巻で終わりですが、26~27巻で色々なテイストの番外編が読めて嬉しい。魅力あるキャラばかりで正直いくらでもまだ読みたい。
揚羽や浅葱のエピソード、更紗たちのその後など…最後の最後まで読み応えがあり素晴らしいです。