十九歳の純潔
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十九歳の純潔

キャロル・モーティマー/松尾当子

ヒロインの本音はきっと

ネタバレ
2020年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私の倍の年!38歳なんて40歳と一緒よ!(確かに19歳の時はそんな風に思っていたかも)という、若さを鼻にかけたヒロインの傲慢発言を聞き、アメリカからノコノコやって来たヒーローは大ショック。大人の余裕もなにもなくなり、がっついてヒロインに引かれる始末。そして自分のことは棚に上げ、俺の女にセクハラする奴は許さん!とばかり、暴力ふるうわ、公私混同しまくるわで、撮影現場をぐちゃぐちゃに。やっぱり嫉妬深いからムリ!と逃げ出したヒロインの家まで押しかける様は、もはや立派なストーカー。実は君のビデオを見て妻と離婚する決意を~などというヤバい告白をされても、感動するどころか、エッ!キモッ!となったに違いないが、ヒロインは苦労人なので、「私がついててあげないとこの人はダメになる!」という母性本能から、ヒーローのお守をして暮らすことにしました。
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