年々彩々
」のレビュー

年々彩々

秀良子

落語モノを秀さんワールドで浸る

2020年2月7日
落語を題材にしたお話2つと、現代が舞台のお話1つ。

一つ目のお話は、主人公がだらしなさすぎて(←落語っぽい)
好きでなかったけれど、
二つ目の落語「寿限無」を題材にしたお話と、
三つ目の男両親の家庭に育った主人公のお話は良かったです。

秀さんの作品を読むのは8冊目ですが、
江戸時代が舞台になってたり、
貧乏神などファンタジー要素があるのは珍しいです。

寿限無は、よくある題材(老わず死なず)といえばそうだけれど、
やっぱり良いのは、ストーリー運びと、
キャラのセリフが自然なことと、
セリフのないコマの間というのかな、空気感。

なんかその世界に浸れます。
ほんとうまいなぁ。

1つ目のお話が好みでないのでちょっとだけ評価マイナス。
★4と5の間くらいです。
祥伝社40%offで購入。
総170ページ。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!