夢の雫、黄金の鳥籠
」のレビュー

夢の雫、黄金の鳥籠

篠原千絵

閉じ籠りすぎ?【最終話の感想追記】

ネタバレ
2020年2月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最終巻 追記
お疲れ様でした。最後は駆け足で終わった感じでしたが最後まで読ませていただきました。
どうにもイブラヒムがエゴまみれにみえてしまい好きになれず、皇帝の気持ちも最後まで明かされなかったのが残念です。
皇帝は二人の関係が異常なのをうすうすわかっていて?血筋など関係なく優秀なものが国を率いればいいと言っていたし、どなたかもレビューに書いていましたがDNA検査でもしないかぎり尊敬する皇帝の子である可能性も普通にあるのに自分の信念以外は受け入れられず最終的に殺し合いにまで発展するのが思いつめすぎかなと…まあ皇帝に自分の子かもとは言えないし自分は皇帝の妹と結婚もしてるので仕方ないのかもしれませんが、最後に愛を見せてくれたのも、守るために生きる決意をしたヒュッレムと対照的に守るために死ぬというのは男のロマンというかなんというか、自己陶酔的にみえてしまってどうにも好きになれませんでした。
恋愛マンガでなくヒューマンストーリーとして見れば絵はキレイだし話は壮大だしで文句ないのですが、人を選ぶと思うので気軽に勧めづらいマンガでした。
次作に期待しています。
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篠原先生が好きで新作楽しみに買ってきたんですが、ちょっとダレてるような…こどももいるしハレムから出られないから仕方ないのかな。天河みたいな爽快感とかスピード感が足りなくてちょっと停滞気味な気がします。なんていうか作品の中に漂うエキゾチックな雰囲気が好きなので、もっと外も見たいし主人公にも動きが欲しいというか。あとラブラブ要素がもっと欲しいです!でも好きなので結局完結まで買うと思います。
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