このレビューはネタバレを含みます▼
明るい人気者のα・国峰×フェロモンが出ないΩ・鈴谷。フェロモンが出ないため周囲から当然のようにβだと思われている鈴谷と、そんな鈴谷のフェロモンにただ一人反応した国峰。αがエリートと呼ばれながらも意外にそこまでの高スペックではなかったり、フェロモンが出ないことに鈴谷が苦しんでいたり、普通のオメガバースのようで微妙に変わった設定が多い印象。もっともっと執着とか、どうしようもなく翻弄されるオメガバースならではのαとΩの結びつきとかが見たかったな。薬で抑えてるからって発情期中のΩを毎日見舞うαとか大丈夫なのか?当て馬の高坂がなかなかいい奴だったけど、やっぱり友情か恋かいまいち分からず、もう少し全体的に熱量が欲しかったです。でもお話自体は好きでした。佐伯くんのスピンオフとかありそう。