冷徹な公爵は祖国を追われた王女を秘密の花園で執愛する
」のレビュー

冷徹な公爵は祖国を追われた王女を秘密の花園で執愛する

榎木ユウ/天路ゆうつづ

短編のソーニャみたいな話です

ネタバレ
2020年2月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 121ページでした。こちらは短編レーベルですね。話が全体的にグレーな感じでソーニャっぽいです。
ヒロインは光る銀髪を隠して暮らしていて、危険な目にあってる時にヒーローが助けます…が、助けた後はヒーロー宅の温室兼宝物部屋に直行!で、一歩も出してもらえません。ヒロインも読者も何故なのかわからないうちに、後半は悪者?が出てきて話が展開して、ようやくヒーローの立場とか、実はヒロインと昔会っていて…とか色々わかってきます。最初は家の中の温室で暮らすなんて不思議な世界観に浸りますが、悪者が出てきてから事態が急降下し、ラストはヒーローがキチンとおさめてハッピーエンド…というか、これはハッピーエンドなの??という終わりかたです。ヒロインの王家の歪んだ形とか、まさにショート版ソーニャでした。
少しほの暗さのある話が読みたい方にオススメします。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!