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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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  • 1年だけ私を愛してください【タテヨミ】

    ttangsagwa/Anemone/Sisse

    展開が遅い
    ネタバレ
    2024年9月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無料分を読んで、好みの虐げられ系の話だったので、23話まで一気に購入して読みました。タテ読みは苦手ですが、絵がとにかくキレイであっという間に読めました。が、そのラスト
    でやっと冒頭のシーンになる感じです。多分24話で契約結婚の話をするのか?いつ最初のシーンが出てくるんだろう?と思ってたらやっと23話で!展開遅すぎ。プロローグ部分のあとは、ずっと生い立ちやら継母の過去とか虐げシーンにヒーローとの出会いとか。だいたい想像どおりですが、ヒーローが傲慢で意地悪でクセがあるタイプです。ヒロインは使用人扱いなのに、めっちゃ言い返したりしてビックリ。それでまた殴られて。かと思えばビクビク怯えてだんまりになったり。あれだけ言えるなら抵抗できますよ。キャラ設定がブレてますね。気が強いのか弱いのかわからない。ヒロインの火に油をそそぐような言動にイラッとしました。絵はキレイなんだけどなぁ~もったいない。あと、ちょいちょいシンデレラに似せてます。舞踏会で12時の鐘が鳴って靴落としてく所とか。でもヒーローは潔癖なので他人に靴を拾わせて、なんと『捨てといて』発言。そこまでいくと興ざめ~。続きがどうなるか気にはなりますが、もう購入しないかな。安いからか1話が短かく小刻みだし。あと、色々言ったけと絵は☆5です!!
  • 魔法省のエリートさまとズブズブな蜜約関係

    長野雪/さばるどろ

    軽い話だと思ってたのにビックリな展開
    ネタバレ
    2021年10月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 143ページでした。ヒロインは弟の学費のためにサバサバと必死に仕事をこなす平民、ヒーローは貴族で見目麗しいエリート、という設定だったので、ファンタジー系で身分差のラブコメかなと思っていました。タイトルも変だったし。そのまま恋愛感情が芽生えてくっついてハピエンかなと思いきや!途中でゾッとする展開になって驚きました。ヒロインが気の毒すぎますが、サバサバしてるので悲壮感は無いです。ストーリー的には驚きの展開で☆5なんですが、ヒーローがモテすぎて女性不信なのか全く甘さが無かったのと、ヒロインがあまりにも職業婦人で自立心があるのと、二人共お互いに好きを自覚するのも遅いし自覚しても話に甘さが無いし…さらに言えは悪者の処遇がゆるすぎてモヤモヤしたので☆3になりました。残念なタイトルからは想像できない洗脳がらみのソーニャっぽい…でもヒロインに執着はナシ、という話です。敬語・エリート・堅物・メガネのヒーローが甘くなるのを期待していた私のような人はご注意を。綺麗な表紙につられて買ったのに挿し絵も無かったのも残念。
  • 永遠にあなただけを想い続ける~日陰の王女と愛を乞う騎士~

    朧月あき/みずきひわ

    一途なヒーローの純愛モノ
    ネタバレ
    2020年12月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。『冷酷な騎士団長が手放してくれません』が大好きで、この作者さんの作品を心待ちにしていました!でも今回145ページと少なかったのはちょっと残念(値段のわりに…)。内容は、15歳の不遇なヒロイン姫が13歳の騎士見習いのヒーローを護衛騎士に任命し、姉弟のような愛情でいた頃から始まり…ラストは亡国の姫になったヒロインが24歳、他国の有力辺境伯ヒーローが22歳となった頃にやっと結ばれて大ハッピーエンドになるまでの、結構長期間の純愛ストーリーです。
    ヒーローが男として見られたくて、ヒロインを守りたい一心で、地位や実力を身に付けていく姿は清々しいほどの一途さで!『早く気持ちに気付いてやれよ!』と何度ヒロインに思ったことか…。長かったけど最後はめでたく結ばれて読後感もスッキリ!良かったです。
    主従プラトニックな関係なので、ラブシーンは最後の1回と少なめ。物語重視の方にオススメです。
  • 蜜縛~絶対君主の甘い指先~

    夜織もか/池上紗京

    コミックからこちらへ
    ネタバレ
    2020年9月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 468ページでした。高橋依摘さんのコミックを読んで、原作も読んでみたくなり購入しましたが…。コミックのあとがきに、原作と比べかなりアレンジした事をほのめかされていましたが、ホント、かなり違う感じです。はっきり言って、この原作はヒーローの心情がよくわからない上に辛気臭い!!
    なるほど、だから先のレビューの評価が低いはずです。
    コミック版で大幅に内容を変えた高橋依摘さんは英断ですね。あちらは良かったです。
    薄幸の美少女モノが好きな私には、好みのあらすじだったのに、最初から最後までが「ヒロインの苦悶と、口数少ないヒーローのヒロインいじめ」を読んでるようでした。
    ページ数も多く、冒頭シーンのヒーローがヒロインをかっさらう所なんてすごく格好良かったし、見せ場は色々あるはずなのに…ホントもったいない。せめてコミック版のように、実はヒーローはヒロインをすごく好きなんだけど口下手で残念!という感じが書かれていたら理解できましたが。この原作はヒロインへの愛を全く感じられずそんなエピソードも一切ナシ。厄介者を預かったって感じ?
    ☆1ほど悪くないんだけど、辛口評価になってしまいました。ごめんなさい。
  • 意地悪な幼なじみ侯爵の溺愛キス

    深森ゆうか/蘭蒼史

    幼なじみ同士のイチャコラ話
    ネタバレ
    2020年3月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作品の(上)が108ページ、(下)が97ページでした。
    幼い時からイタズラや嫌がらせばかりされていた幼なじみから突然結婚の申し込みがあり困惑するヒロインが、色々と誤解を解いていきヒーローといい感じになるのが(上)。
    両思いになってきた所に、ヒロインの兄が他国に留学中だった頃の恋人が現れて…ヒーローとヒロインが協力して問題を解決し、最後はみんなでハッピーエンド!というのが(下)。
    特にめっちゃ良かった訳ではありませんが、普通に楽しめたので標準の☆3評価にします。
    上下巻とも挿し絵はありません。短いのでラブ描写も少ないですが意外と濃いめ?かな。
    内容とページ数を考えると…キャンペーンなどで割引きになるのを待って購入する事をオススメします。
  • 夕暮れ時の二人だけの時間~伯爵令嬢の秘めた恋~

    泉怜奈/桜之こまこ

    101ページでした。
    ネタバレ
    2020年3月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初読み始めた時は、文章が淡々としていて『~だ。』『~だった。』の文章がズラズラと続いていたので、なんだか作文を読んでるみたいに思いました(^_^;)。コレは失敗かな~…と思ってたんですが、なぜか話の中盤あたりからテンポが良くなりサラッと読み終えてしまいました。(読んでるうちに文章のクセに慣れたのかな?)
    話の内容は、病弱なヒロインが療養先の別荘でヒーローと出逢い恋に落ちますが、二人共、それぞれ結婚を進められていて、それが自分達の事だと気づかずに色々と悩んでしまう…恋のから騒ぎ的な話です。
    ヒロインが控え目で美しく、ヒーローは美男という大好物な設定も手伝ったのか、少したどたどしい文章も気にならなくなったし、オマケの☆4評価にします。ラブ描写は控え目。挿し絵も無かったので、キレイな表紙に惹かれて購入したので残念でした。
  • 王子様と秘蜜の戯れ

    高月まつり/ムラシゲ

    まぁまぁです。
    ネタバレ
    2020年3月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 192ページでした。ちょっとよく分からない部分もありますが、ハッピーエンドがキレイにまとまっていたので、オマケの☆3評価です。
    ヒロインは、成人したら国内最大級の鉱山の権利など莫大な遺産を受け継ぐ公爵令嬢です。ヒーローはイケメンでモテすぎな王子様で、ヒロインとは10年前に一度会っていますが、再会して恋に落ち、今までの伊達男イメージを払拭してヒロインに一途な男になります。
    ヒロインの遺産目当てで、二人の恋路を邪魔する陰謀が起こり、その首謀者をおびきだして解決する…というストーリー展開です。
    ヒーローとヒロインは美男美女だし、話も面白くない訳じゃあないんだけど…なんか、引き込まれなかったです。理由が分からないけど文章やセリフとかが原因かなぁ?(ー_ー;)多分、読んだらイマイチなのが冒頭でわかると思います(苦笑)。
    あとがきに、作者さんが編集さんに『これまでにないくらい沢山お直しをされた』とありましたが…納得です。直されたから話がキレイにまとまっているんですね。かなり話があっちこっちに暴走するタイプの作家さんなのかも。
    上手くレビューできませんが、興味がある方は半額キャンペーンとか40%引きとか、それくらいの値引きを待って購入すると、まぁまぁ満足かも?です(^_^;)
  • 怜悧な侯爵と給仕令嬢との蕩けるキスの密約

    熊野まゆ/ワカツキ

    明るく軽い感じのラブコメかな?
    ネタバレ
    2020年3月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 149ページでした。久しぶりにこの作者さんの作品に、少々オマケですがギリギリ☆4がつけれました。
    ヒロインは困窮貴族でクルーズ船のカフェで給仕係として働きます。すごーく明るく楽しく働きます(笑)。面白くていい子です。ヒーローはその船の持ち主で侯爵ですが…少々ズレたキャラです!身分高くて鉄面皮なのに真面目に面白いです。
    そのクルーズ船で何やかんやあって、ラストは身分差乗り越えハッピーエンドになります。
    ヒーローを女装させちゃうくだりなんか面白かったし、読んでいてテンポも良かったです。
    ただ!前半はヒーローの心の声が無かったので、何考えてるか分からないし、逞しく生きるヒロインが主役すぎてイマイチだったので☆―1です。
    挿し絵はありません。表紙につられて買った者としては残念です。
    サラッと読みたい方にオススメします。
  • 猫かぶり侯爵様の溺愛研究 淫らに零れる乙女の蜜薬

    熊野まゆ/旭炬

    ヒーローは意外に一途です
    ネタバレ
    2020年3月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 256ページでした。この作者さんの作品で、すごく良かったという物は今まで無いんですが、今回もまた『まぁまぁ』ぐらいかな(^-^;。
    ページ数があるわりに短く感じます。
    ヒーローは侯爵で、侯爵家所有の薬草などを研究する製薬研究所の所長です。自ら新薬を開発する頭のいい人ですが、少年らしい部分もあります。ヒロインは、そこの新人研究員の募集に応募してトップ合格をするほど才女です。
    ヒロインは庶民ですが、明るく一生懸命で、ヒーローと身分差の恋に落ちる…というストーリーでした。ちょっとヒロインをドジなキャラにしてラブコメ風にしてるんだろうけど、まぁごく普通な感じかな。表紙イラストのイメージそのままで合ってると思います。
    私はこのイラストレーターさんの絵が苦手なので飛ばしていましたが、いつもよりは蛇っぽさがマシだったので良かったです(笑)。
    この作品を読み返しは…しないかな(^_^;)、☆3です。
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  • カタブツ騎士は身代わり姫を溺愛する

    市尾彩佳

    ヒーローがずっと怒っている話
    ネタバレ
    2020年3月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 146ページでした。最初から最後までヒーローがずーっと怒っています(苦笑)。ヒーローが主役で、一人称とまではいかないけど心の声で語っています。ヒロイン含め、周りの脇役達がすごく大人で、イライラしているヒーローに気を使いながらもからかっている感じかな。
    ヒロインは、双子の妹王女で、辺境の地にやられ隠された存在でしたが、姉王女が死んだために予備として王宮に呼び戻されます。その呼び戻し王宮まで護衛する役目がヒーローです。数人の護衛と共に王宮まで何日も旅をする話が、この作品のメインストーリーです。
    ヒーローは有能な宰相の兄を持つ騎士で、期待されない次男であることに、めちゃめちゃコンプレックスを持ってるなぁ~という感じ(^-^;。兄姉の影の存在であるヒロインに、自分と重なるところがあるので同情するんですが、ものわかり良く朗らかなヒロインに『自分の境遇をわかってるのか?!』とイライラするヒーロー。常に悶々としています。
    周りに嫌みタラタラなヒーローが全く好きになれず…残念な☆2評価です。
  • ショコラのように蕩かされて

    天条アンナ/SHABON

    明るい恋のから騒ぎ、的なストーリー
    ネタバレ
    2020年3月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 266ページでした。身分差モノですが、ヒロインが明るい!(笑)のほほんとしているけど、素直で前向きで…なんか可愛いです。侯爵のヒーローと庶民のヒロインが、身分差をなんとかして無事にハッピーエンドになる話で、試し読みや物語の序盤はまさかこんなラブコメっぽくなるとは想像できませんでした。
    貴族に弄ばれていると心配した菓子店の2代目、ヒロイン兄がヒーローの侯爵家にパティシエとして雇ってもらう(妹が心配のあまり乗り込んできた)あたりから、すごくテンポが良くなって面白かった!
    後書きにもありましたが、美形ヒロイン兄の脇キャラっぷりがすごくいいです。ヒーローの婚約者から女豹のごとく狙われて貞操の危機に陥るヒロイン兄(笑)。色々あって『恐ろしく計算高い策士』と女豹婚約者に思われるけど、本当に何も考えていない、のほほんとした純真ヒロイン。その裏で、うまくハッピーエンドにもっていくヒーロー。面白くて後半は飽きなかったです!
    一番良かった所は、色々良い方に勘違いするヒロインが、ヒーロー婚約者が従兄弟と恋仲だと思い、侍女達と一緒に恋路を応援する作戦に出る所です。自分を殺そうとしているなんて全く考えてない明るいヒロインで笑ってしまいました。
    ただ、幼い印象のヒロインが苦手な人は避けたほうがいいと思います☆彡
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  • 偽りの人形 冷徹主人の愛戯に乱されて

    灯束きはれ/弓槻みあ

    ファンタジーと思ったほうがいいです
    ネタバレ
    2020年3月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 206ページでした。なんとも言えない悲しさが、ずーっと最初から最後まで続きます。が、ヒロインが淡々とした口調で質問が多くて、どうも感情移入できず…☆2になりました。
    時代は明治?大正?昭和初期?よくわかりません(^_^;)、架空かな。
    ヒロインはハーフですが、外国人の母の容姿を受け継ぎ銀髪に瑠璃色の瞳で、よく[リンネドール]という人形に間違われます。で、色々あってヒーロー宅に引き取られ、感情を出さないヒーローが唯一ヒロインには気を取られ、ラストは二人がハッピーエンド…という感じのストーリーです。
    ヒロインはものすごく可哀想な境遇なのになぜかそう思えないし、リンネドールというからくり人形?を使用人として買うという風潮についても『ん?この時代で人間と間違うほど精巧なアンドロイドを作ってるの?』とどうしても考えてしまい、ファンタジーとして読めませんでした。
    毛色の違う、変わった感じの本が好きな方にはいいのかも知れません。
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  • 海賊王は乙女の純真にときめく!?

    黒羽緋翠/弓槻みあ

    なんかよく分からない設定
    ネタバレ
    2020年3月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 187ページでした。ヒロインは、人魚の乙女と言われる伝承の人魚姫の末裔で、ヒーローは海賊王で、その二人が結ばれると海に平和が訪れる…というような設定ですが…ちょっとよく分からないです。
    ヒロインは浜辺で出会ったヒーローに一目惚れ的に『気に入った』という理由で突然担ぎ上げられて海賊船へ拐われてしまいます。(ただの誘拐としか思えない(苦笑))で、船で過ごすうちにヒロインはヒーローの優しさに惹かれていき…(世話をやかれてほだされただけのような?)ラブラブな所に実は私が本物よ!という人魚の乙女が現れて…何だかんだあって、ヒーローは海賊王になる決心をして(え?まだ海賊王じゃなかったんだ…)
    そして二人は海賊王と人魚の乙女としてハッピーエンドを迎える(あてもなく船旅をする生活)…です。
    ()は私のツッコミです(^_^;)。ファンタジーにしては地味だし、ラブストーリーにしては物足りない。でも絵は中の挿し絵はキレイでした。拉致られてる事や細かい疑問点に気を取られず、最後はヒロイン共に海賊でもO.K!という方にオススメします。
  • 大公殿下は幼なじみ妻に「愛している」を伝えたい

    桃城猫緒/黒猫

    101ページ、短編ジレ恋です
    ネタバレ
    2020年3月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ すれ違いのジレ恋話です。短編なわりに濃厚なラブ描写が入ってると思います。
    試し読みや作品紹介文からの想像どおりのストーリーでした。
    ヒーローに横恋慕する既婚夫人がヒロイン付き女官になって、二人の仲を裂こうと姑息な嫌がらせをするので、嫌われてると思っているヒロインは傷つき消沈します。
    少年か!ぐらいのヒーローはヒロイン一直線なんですが女性の事に疎く、それがさらに事態を悪くしています(苦笑)。しっかりしろよ、ヒーロー!!(喝!)
    これが200ページあればイライラしたと思いますが、100ページで良かった。ラストは誤解が解けてハッピーエンドです。
    私は40%引きで購入したので満足していますが、短い分ストーリーに起伏が少ないので定価では物足りないかも。サクッと読み☆4評価にしました。
    初々しい爽やか初恋カップルの話を読みたい方にオススメします。
  • ご主人さまはご機嫌ななめ イケメン侯爵と逃亡花嫁の甘ふわ蜜愛♡

    麻生みかり/ことね壱花

    行動力のあるヒロイン
    ネタバレ
    2020年3月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 257ページでした。ヒロインは富豪商家の娘で、父親はなんとか貴族と縁繋がりになろうと侯爵との縁談を決めます。ヒロインは幼い頃に会った初恋の人(ヒーロー)に、結婚前にせめて一目見ようと、仲良し侍女と計画して出向いたら…何だかんだあって、成り行きでしばらくメイドとして雇われてしまいます。そこで、昔は優しかった初恋のヒーローが、人間不審の冷たい人に変わっていて…。
    と、いうようなストーリーです。最後はもちろん予想通りの展開で、身分がバレてハッピーエンドです。
    色々と無茶振りがある設定ですが、読んでいると、まぁそこまで違和感は無かったです。二人の恋愛以外にもちょっとした事件があるし、面白かったんですが…
    ヒーローがちょっと残念。ヒロインは美少女で活発でいいんですが、ヒーローがヒロインをメイドと思ってるから下にみてるし(愛人にしたらいいという発想も興醒め)、ヒーローサイドの心の声に全く共感できませんでした。
    なので☆3止まりにしておきます。
    この作者さんの作品は、ヒーローが、前半はカッコいいのに後半は少しヘタレになってしまうパターンが多い気がする…(苦笑)
  • 伯爵令嬢は豪華客船で闇公爵に溺愛される

    仙崎ひとみ/園見亜季

    ヒロインはめちゃ従順なのにヒーローは…
    ネタバレ
    2020年3月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 355ページでした。作者買いです。一途な純愛モノなんですが、表紙のイメージとヒーローの意地悪な言動のせいで、ヒロインが可哀想に思えて…甘い部分がちょっとが薄れてしまいました。なので☆3止まりです。
    ヒロイン一家は騙されて1文無しになり、人買いに売られたヒロインをヒーローが高額で買います。そのままヒーローの国に帰る豪華客船に乗り、途中、結婚式もするのですが…ヒーローが結構イジワルです(^_^;)。ちょっと器の小さい男ですね。
    ヒロインは、窮地を助けてくれたヒーローに恩を感じているし、もともと従順で大人しい子なんですが、絶世の美少女なのでとにかく目立つ!!そのせいで言い寄られて、ヒーローに責められて、誤解を解くために頑張って…と、可哀想なくらい健気です。
    ラストは、実は昔、出逢っていた事など…色々な誤解がとけて無事ハッピーエンドです。
    今回は、いちいち『俺に感謝しろ』的な言動をするヒーローの性格に少々難アリだったので、悪くはないけど読み返しはしないな、という感じでした。
    元値が高いので、気になる人は半額キャンペーン(めったに無いけど(^-^;)などの機会に購入するのをオススメします。
  • ヴィクトリアン・クロス【特典SS付】

    ゆきの飛鷹

    悪魔払いのファンタジー話です
    ネタバレ
    2020年3月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 668ページでした。本当にそんなにあったかな?ぐらい長さを感じさせず一気に読みました。シフォン文庫の創刊時に出された作品らしく、この作者さんも創刊メンバーに選ばれただけあって、すごくよく設定が練られています。

    舞台背景は、19世紀末ヴィクトリア朝、イギリスです。ヒロインはかなり不幸な境遇ですが、それでも健気に前向きに生きています。そして美少女!。ヒーローは、公爵の他にいくつか肩書きがあって、その一つが退魔師(エクソシスト)です。
    ヒロインがヒーローの幼い弟の家庭教師としてやってきますが、そこで偶然にもエクソシストだったヒーローが、ヒロインに悪魔(婬魔)が捕りついていると見抜くという所から始まります。ざっくりと話を振り分けると、ヒロインの不幸過ぎる過去や、悪魔払いをするまでが物語の3分の2。残り3分の1は、身分違いのヒーローとハッピーエンドになるまでが書かれています。
    とにかく美少女ヒロインの可哀想なこと!(泣)誠実なヒーローに早く幸せにしてもらって欲しいと思って読みましたが、残念なことに二人がハッピーエンドになってからの甘い話が無く、題材が題材なだけに終始暗~い雰囲気のストーリーでした。オカルトまではいかないが暗めの話や、薄幸ヒロインが好きな方、にオススメします。
  • 紅玉の蜜事

    多紀佐久那/TCB

    素晴らしいが濃い重い話好きな方向けです
    ネタバレ
    2020年3月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 292ページでした。この作者さんの『征服者の花嫁』がめっちゃ良かったので、作者買いしました。表紙や挿し絵はちょっと古くさいなと思ったのですが、これは2作品目だそうです。
    内容は、この作者さんらしくギッシリ詰まっています!濃い!そして重い!でも感動!です。

    ヒロインは、立派な騎士でありながらも、前王に忠誠を誓うあまり裏切り者になってしまった、亡き父の心意気を受け継ぐ可憐な乙女です。ヒーローは、ヒロインの父とは政敵で現王の寵臣である父を持ち、しかし生前ヒロインの父の騎士道に感銘と尊敬を抱いている優男風イケメンです。
    いわば仇敵の娘と息子の二人ですが、偶然ヒロインの窮地を助けた縁で、目的地まで送ってくれることになり、旅をする間に惹かれ合います。最初はお互い身分も名前も偽っていますが、後半、それらがバレてからのほうが話がドラマチックで素晴らしかったです!
    亡き父に忠誠を誓った臣下の5年間に渡る壮絶な逃亡や、お互いの壁を乗り越えて愛を誓う二人や、大切な人を守ろうとする人達…など、後半からラストにかけて涙が滲んでグッとくるシーンがたくさんあります。 
    前半は、あっさり恋人になってしまうだけで特に面白く無かったんですが、後半、逃亡していた臣下がヒロインに接触してきたあたりからのストーリー展開が感動で、文句なく☆5です。
    内容が濃いので、ストーリー重視派さんにオススメします。
  • 不器用な貴公子の淫らな独占愛

    七嶋杏/御子柴リョウ

    身分社会に疑問を持つヒロインの話
    ネタバレ
    2020年3月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 186ページでした。ハーレクインヒストリカル、ニコラ・コーニック作『ラベンダーの密約』が原本で乙女ライトノベルにアレンジした作品だそうです。
    伯爵家のヒロインは二十歳で若干嫁き遅れの為、毎日窮屈に暮らしています。男爵のヒーローと出逢い、惹かれ合うのですが…家格の低い家に嫁ぐのを良しとしない兄に反対され…そこから二人がハッピーエンドになるまでの話です。身分差モノですが、色んな事がヒロインとは遠い所であっさりと解決され、話をまとめた感じです。ドキドキハラハラ感は無いですね。
    何か大変な障害や事件があればもうちょっと面白かったかも。
    ヒロインが身分に固執する人達を嘆いているか、身分を優先した結婚に乗り気じゃないと悩んでいるか、…のシーンが半分くらい占めてます。悩みの多いヒロインです。
    最後まで悶々と悩み続けるヒロインのせいか、ラブシーンもある割にイマイチ盛り上がりに欠けます。ヒーローと一緒に社会を憂いているだけな気がして、あまり魅力的な登場人物もいませんでした。不可ではないけど可でもなく、☆3にしておきます。
  • 恋知らずの眠り姫

    ひのもり花蓮/龍胡伯

    逆ハーレム状態でも甘さ控え目な話
    ネタバレ
    2020年3月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 204ページでした。皇女のヒロインは最初、護衛で将軍のヒーローが苦手なんですが、ヒロインが事故にあってから状況が変わり、ラストはヒーローの冷たい態度の誤解も解けてハッピーエンドです。
    ヒロインの結婚相手の候補がヒーロー含め五人いて、それぞれタイプが違います。後書きにありましたが、逆ハーレム状態にしたそうです。
    ヒーローは…一途にずーっとヒロインの事が好きで嫌われていてもちゃんと守るのですが…なんとなくヘタレ感があります。寡黙なのか遠慮しすぎなのか…。ものすごく鉄面皮!!。そこが気に入らず-☆1にしました。
    ヒロインは美しく優しくいい子ですが、ラスト近くまで結婚相手選びに戸惑っていて、ヒーローとの甘いストーリーは全く無いので、甘さ控え目で大丈夫な方にオススメします。(試し読みのイメージとは違うので注意!)
  • 王妃は政略結婚の夜に溺れる

    木野美森/水綺鏡夜

    ちょっと堅いけどなかなか面白かった
    ネタバレ
    2020年3月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 224ページでした。けっこう内容が濃くて設定も良く練られています。ヒーローが器の大きいしっかりとした大人のイケメンで、ヒロインは自分の置かれた立場や身分に翻弄されながらも健気なしっかり者です。二人共しっかり者なので、話は甘さ控えめで堅い感じです。
    ヒロインは生まれた時からの婚約者と結婚式で初めて顔を合わせ、その日に兄の皇太子が死んでしまい後継ぎがいなくなった為、また自国に戻されてしまいます。(ヒーローも婚約者も周辺属国の王と皇太子)そしてなぜかそのまま結婚した夫の連絡もないまま自国で一年経ち、噂で夫の愛人に子供が生まれたと聞き、やっぱり何としても話をしなければ!と協力してもらった親友の国の離島の別荘で合うことなったけど、やっぱり夫は来なくてヒーローが来て…、と、ちょっとややこしいです。読めばちゃんとわかりますが、結婚によって領土拡大とか、皇帝に上手く利用されてるヒロインは薄幸感が漂っています(苦笑)。
    内容がよく練られて濃いので上手くレビューまとめられませんでしたが、最後はもちろんハッピーエンドなので、甘さよりもストーリー重視の方にオススメします。
  • 秘蜜のレッスン~令嬢は甘い嘘に溺れる~

    岡野こみか/三浦ひらく/アン・アシュリー

    自分で噂の種をまくなんて!
    ネタバレ
    2020年3月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 275ページでした。この作品は、海外ロマンス小説のアン・アシュリー作『華麗なる企て』を原案に、乙女ライトノベル風にアレンジされたそうです。だからなのか…“淑女”がフィーチャーされるあたりが海外作品っぽいです。
    内容は…、ヒロインが求婚避けに自分で噂の種をまくのですが、その噂が膨れ上がってヒロインを嘲笑するような内容に変わってしまいます。それで社交界にも居づらいようになるんですが、まぁ自業自得ですね(苦笑)。そしてヒーローが馬丁としてヒロイン宅に雇われ、二人は心を通わせていきます。その身分違いの二人がどうやって結ばれていくか…というストーリーです。
    読者にはヒーローの本当の身分は早い段階で予想がつきます。でもこのヒーローはかなりヘタレなので、いつまで馬丁やるの?…と、若干冷めた気持ちで読み進めました。ラストで何で馬丁になったか理由がわかるんですが、案の定、大した理由じゃなかった(^_^;)。
    ヒロインは世間知らずだし…ヒーロー&ヒロイン共に素敵なキャラだと思えず、失敗ほど悪くもないけど読み返しはしない☆3評価です。
  • 鳥籠の美姫~愛に濡れた花嫁~

    櫻井みこと/田丸太郎

    淡々としていて全く引き込まれない
    ネタバレ
    2020年3月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 152ページでした。まず、絵が最悪。表紙もイマイチだけど『美姫』設定が好きなので購入したら、中の挿し絵はもっとヒドくて見るたびにゲンナリしました。
    登場人物も少なく…若くして国王になった兄・その妹のヒロイン・幼なじみ隣国皇太子のヒーロー、の三人芝居が9割占めてます。
    あらすじを簡単に言うと…ヒロインの国が他国に侵略されて、それをヒーローが助けて解決してハッピーエンドという話。かなり淡々と書かれていて全く話に引き込まれません。
    そしてヒーローが皇太子なのに共の1人も付けず(つけてたのかも知れないけど話に出てこない)近いからとはいえヒロインの国と頻繁に行ったり来たり…。めちゃめちゃ違和感ありますね。ヒロインの兄王とは親友だけど、まるで家族のように行き来して、地下水路まで把握しててヒロインを助けて、侵略相手まで倒しちゃって…めっちゃ他国に介入してる(苦笑)。兄王は側近や臣下の1人も居ないのか、ヒーローに丸投げですし。この国の王宮は兄と王妹ヒロインの二人暮らし?ぐらいに思えます。
    絵だけじゃなく、設定、話の展開、登場人物、どこを取ってもこの作品はとてもオススメできません。ハズレでした(泣)。
    いいね
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  • 箱庭に咲く花~凶相の姫と永遠の恋人~

    こいなだ陽日/Яui

    短編、85ページです!
    ネタバレ
    2020年3月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まさかのページ数にビックリしましたが、短い割に話はよくまとまっています。が!ハッピーエンドのラブストーリーでは無いです。傾国の凶相って何なの?と思いましたが、なんかゾッとする内容でした。ただ古城に幽閉されてるヒロインなのかと思いきや…その力を利用する為にそこに居て、利用している王家も利用されてるヒロインも、めっちゃ疎遠なのに何でタッグ組んでるのか理解できませんね。結局ヒロインが密偵や暗殺者がわりに使われてるし、この先も死ぬまでそうみたいだし。
    イケメンヒーローは脇役かよ、ぐらい小者です。実際、ヒロインの愛人にあてがわれただけなのを自分で気づかないし。簡単にまとめると[王家の人間(作中には登場しない)に上手く使われてるヒロインとヒーローの物語]です。
    読んでいて寂しく悲しくなるような(感動ではなく哀れみで!)ストーリーでした。読後感はテンション下がります。
    この作者さんの『貧乏令嬢ー』のほうが良かったです。他作品とテンションが違いすぎるので作者買いの方は要注意です。
  • 王太子の仮花嫁はロマンス小説みたいな恋がしたい

    御子柴くれは/炎かりよ

    ヒロインがワガママに思えてしまい…
    ネタバレ
    2020年2月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 179ページでした。ヒロインがちょっと我が強くて私は好きじゃなかったです。頭脳明晰でハキハキ喋ってるのに、隣国からの客人(ヒーロー)に、恋がしたいとか大声で言って、庭の案内も、けんもほろろに断って周りをギョッとさせるなんて…めっちゃワガママ。ヒーローはワイルド好きなヒロインの好みに合わない中性的な外見ですが、策士です。
    このヒロインのどこが好きなのか理解できませんが、当て馬キャラの幼なじみ騎士とヒロインを取り合う…という内容です。その脇で、ヒロインが『恋がー』と言いながらヒーローに上手く転がされて、意外に男らしい一面(固い瓶のフタを開けちゃうとか(笑))を見てちょっとドキドキしてくる…という展開になっていきます。
    この作者さんの作品なら『令嬢はイケメン侯爵にー』のほうがずっと良かったです。定価で購入するならそちらをオススメします。この作品は割引キャンペーンの時に買って、あまり期待せずに読んだほうが『意外と面白かったな』となるかも知れません。
  • 獣王と失われた王女の秘密愛

    花川戸菖蒲/蘭蒼史

    好き嫌いが分かれそうなファンタジー
    ネタバレ
    2020年2月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 184ページでした。まず、ヒロインですが、目が見えません。旅の一座に赤ちゃんの時に拾われて、見世物小屋で成長します。そしてこの国では外見が普通と違ったりすると下流の存在になります。TL小説でこの設定は厳しいですよね~。で、そういった(見世物にされてる人)を権力者やお金持ちが『魔除け』として買うのです。ヒロインも買われて住む所が犬と一緒の犬小屋~!そこのお嬢に首輪つけられたり…。…書いててなんだか泣きたくなってきた(苦笑)。ある魔除けの草を取りに行くように言われ、入った森でヒーローと出逢うのですが、実はヒーローは魔女に呪いをかけられた獣人で…さて二人は幸せになれるのでしょうか?!といったストーリーです。
    花川戸さんのヒロインはいつも利発なしっかり者でヒーローがややヘタレですが、今作はヒロインの設定が不憫すぎる~(泣)。それなのにラスト、ハッピーエンドになるあたりでいつもの花川戸ヒロイン節が出てきて、シャキシャキ喋ってる所に違和感を感じました。キャラ変わりすぎ。
    魔女・妖精・精霊などなど…最初から最後まで完全にファンタジーです。ファンタジーなのにかなりダークな設定(見世物一座の養母は確か手が無かったはず)を受け入れられる方には☆5の面白い話だと思います。
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  • 王子の求婚は淫らで蜜甘~身代わりですが婚約者になりました~

    白金あろは/笹原亜美

    普通に楽しめました!
    ネタバレ
    2020年2月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 177ページでした。巻き込まれ型ヒロインのお話です。両親ともに亡くなり、父のかわりに領地経営に頑張るも上手くいかず、とうとう由緒正しい伯爵家を手放し働く決心をするヒロイン。それから何だかんだあって、自分に良く似た(他人のそら似です)令嬢から身代わりで舞踏会に参加して欲しいと頼まれて…と色々巻き込まれていく話です。
    ヒーローは最初からヒロインが身代わりで参加してるのを見抜きつつ、そのまま勝手に婚約者に決めて王宮に囲ってしまいます。(でも実は幼い頃からの純愛です。ヒロインは忘れてしまってるので困惑します。)本当は打ち明けて欲しいのを我慢して、ヒロインを溺愛するヒーローは懐が深くてステキでした。
    そこからもさらにヒーローに絡む事件に巻き込まれるヒロインですが、ラストは無事にハッピーエンドです。
    この作品の内容が特別良かったという訳ではないけど…、最近ヘタレなヒーローばかり読んでたので、久しぶりにしっかりしたヒーロー像が気に入り、☆4評価です。
    中の挿し絵もキレイでしたよ。
  • 禁惑フェロモン

    すみれ晶/赤羽チカ

    ファンタジーだけど良かった!
    ネタバレ
    2020年2月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 235ページでした。ファンタジー要素が満載なので分かりにくいかなぁ?と思いましたが、意外にすごく良かったです。
    ヒロインは箱入り令嬢で、日々窮屈で寂しさを感じて暮らしています。そこに突然、花嫁修業を兼ねた行儀見習いで公爵家に行きヒーローと出逢うのですが、聞いてた話とは違い『ある病の治療』と言われて訳がわからないままヒーロー宅での生活がはじまる…といった所からストーリーか展開していきます。
    ヒーローは傲慢不遜なイケメンですが、実は公爵でありながらも悪魔退治もできる司祭です。読者も物語序盤はちょっと話が見えないんですが、少しずつ『ああ、そういう事か』とわかってきます。悪魔とか聖女とかファンタジーワールドなのですが乙女なファンタジーじゃなくてホラーっぽい。嵐で窓ガラスがガタガタしてコウモリかバシバシとガラスにぶつかってくるシーンなんて、映画見てるようで怖かった!
    で、ラストは悪魔を追っ払ってヒロインも救われて無事にハッピーエンドですが、結構怖いシーンもあり、甘さもあり、ハラハラドキドキですごく良かったです!
    最後に結ばれるまでは、ヒーローがヒロインに治療として体に触れたり色々するのですが…、ついついやり過ぎたり所有印つけすぎたりしながらも、よく我慢した!と誉めてあげたいです(笑)
  • 過保護なすれ違い婚~冷徹侯爵は新妻とイチャイチャしたい~

    水城のあ/氷堂れん

    堅苦しいヒーローと天真爛漫なヒロイン
    ネタバレ
    2020年2月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 203ページでした。10才年の差ラブです。ヒロインは両親を無くし、後見人がヒーローで、なかなか結婚しないお堅いヒーローに(自分の事は気にせずに)結婚してほしいとお願いしたら誤解され、そのまま結婚してしまいます。が、もちろんヒーローはわざと誤解したフリをして結婚に持ち込んでます。周りも皆、ヒーローがヒロインを好きなのをわかってるのに、知らないのはヒロインだけ…という感じでしょうか。
    めっちゃガチガチに堅苦しいヒーローで、言葉も固い…ゆえにヒロインは愛は無いと思ってしまうんでしょうけど。
    タイトルどおりの内容ですね。冷徹というより堅苦しくて感情を顔に出さないヒーローがヒロインを好きなのに、なかなか上手くいかないすれ違いラブです。
    ヒーローサイドがもう少しあればストーリーに甘さが出たと思うのですが…ラブストーリーにしては物足りない感じです。それから、さすがの氷堂さん、挿し絵はキレイでした!
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  • 大富豪の花嫁 幼妻は淫らな指に蕩かされる

    水島忍/深山キリ

    ヒーロー、色々隠しすぎ
    ネタバレ
    2020年2月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 233ページでした。ヒーローはヒロインの父親に家族の弱みを握られ、脅迫されてヒロインと結婚しますがヒロインは何も知りません。で、身に危険がせまるヒーローはヒロインを巻き込まないように距離をおいて暮らすのですが…ヒーローがあまりにも何も事情を言わないので、ヒロインは夫の事はすっかり諦めて慈善活動などしながら逞しく生きてます。
    タイトルの幼妻というのは、結婚した時にまだ16才だっただけで、とても芯の強い美しいヒロインです。ようやく身の危険を解決し、ヒロインを迎えに行くヒーローですが、美しく成長してるヒロインに惚れ直し?納得いかないとしぶるヒロインを連れて強引に新婚生活スタート!と1人ではりきってる感じですね。
    二人の仲を引き裂こうとするヒーローの遠縁の未亡人と娘、それとヒロインを金で売る父親、が、悪役にあたりますが…そんなヤツらに翻弄されちゃうヒーローが頼りないです。
    ストーリーは、ほぼ二人のすれ違いラブで占めていて、ラストにドバーっと今までの行動の理由やら誤解してる事やらを一気に喋って解決してハッピーエンドです。
    ジレ恋の話が好きな方はいいかも。ヒロインはすごく良かったんですけどね~、、ヒーローが足を引っ張り☆3評価です。
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  • 冷徹な公爵は祖国を追われた王女を秘密の花園で執愛する

    榎木ユウ/天路ゆうつづ

    短編のソーニャみたいな話です
    ネタバレ
    2020年2月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 121ページでした。こちらは短編レーベルですね。話が全体的にグレーな感じでソーニャっぽいです。
    ヒロインは光る銀髪を隠して暮らしていて、危険な目にあってる時にヒーローが助けます…が、助けた後はヒーロー宅の温室兼宝物部屋に直行!で、一歩も出してもらえません。ヒロインも読者も何故なのかわからないうちに、後半は悪者?が出てきて話が展開して、ようやくヒーローの立場とか、実はヒロインと昔会っていて…とか色々わかってきます。最初は家の中の温室で暮らすなんて不思議な世界観に浸りますが、悪者が出てきてから事態が急降下し、ラストはヒーローがキチンとおさめてハッピーエンド…というか、これはハッピーエンドなの??という終わりかたです。ヒロインの王家の歪んだ形とか、まさにショート版ソーニャでした。
    少しほの暗さのある話が読みたい方にオススメします。
  • 敏腕皇太子の執着愛~跡取り公女は甘く誘惑される~

    白柳いちか/芦原モカ

    幼い感じのヒロイン好きにオススメ
    ネタバレ
    2020年2月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 247ページでした。私はこのヒロインはちょっと子供っぽすぎて好きでは無いですが…表紙がキレイだったので絵のおかげでオマケの☆3にしておきます。
    この作品の舞台背景は、属国の王族の13才~18才までが集められて過ごす、帝国の寄宿学校です。そこは男女が出逢う場でもあるので、最終学年の18才では皆、結婚相手を見つけようとしている中、国を継ぐ事が決まっているヒロインは、1人モサイ格好で勉学に勤しんでるという状況です。まぁ一言でいうと、貴族王族たちの学園ドラマかな?。
    ヒーローは身分を隠して司書になりすまし、ヒロインと図書館で清い逢瀬を楽しんでて…と、そこから話が展開していきます。ヒロインは(言葉遣いがめっちゃ幼いんだけど!)才女という設定で、ヒーローはヒロインを可愛いねと見守る優しいお兄さん設定です。特に話にひねりはありません。想像どおり。
    最後に跡継ぎ問題があっさり解決されて肩透かしくらった感じですが…それよりも、このヒロイン像が苦手かどうかで評価が割れると思います。『へぇ~、そぉなんだぁ~』『いじめちゃダメだよぉ~』という感じの喋り方が我慢できる方にオススメします。
  • 【特別版・電子オリジナル】身代わりの初夜権【特典SS×2付】

    依田ザクロ/YUGE

    魅力に欠ける主人公たち
    ネタバレ
    2020年2月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 233ページでした。今回はハズレかな(苦笑)。ヒロインは閉鎖的な田舎に暮らしていて、亡き姉の代わりに姉の婚約者と結婚する予定です。で、(読めば何かもっと面白い設定なのかと思ったら)そのまんま…領主に結婚の許可を得る際に処女を捧げるという習わしがあって、そこで昔一度だけ遊んだ事のあるヒーローと偶然出逢い…これまた偶然ヒーローが領主になったばかりで…という感じのストーリーです。ヒーローとヒロインはお互い一目惚れ的な感じでしょうか。ヒロインが姉の婚約者から解放されるべく話が進んでいくのですが、どうもその世界観についていけない(呆)。閉鎖的で貧しい田舎が背景というのに加え、ヒロインのキャラが子供っぽく、貧しい平民なので華やかさというか美しさというか…そういった要素が無かったから何だかつまらなく思いました。ヒーローもたまたま領主の継承権がまわってきただけで、ヒロインに会うまではそれも嫌々引き受けた感じだし。
    地味でスケールの小さい話でした。
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  • 【電子オリジナル】黒伯爵のティーメイド とろとろりんごを召し上がれ【イラスト付き完全版】

    依田ザクロ/三浦ひらく

    軽~く読むのにはいいかも
    ネタバレ
    2020年2月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 237ページでした。ヒロインは幼い頃からお菓子作りが好きで、両親に庭の一角にティーサロンをプレゼントしてもらい、本格的な子供のままごと?という感じで来客などにお茶とお菓子をふるまっていました。そこでヒーローに出逢います。
    でもヒロインが少々おバカなのか…両親が亡くなってあっさり騙されて放り出されて、そこに昔出逢ったヒーローが助けに来て囲います。ヒロインは忘れてしまってたけど、ヒーローは無愛想だけど一途に迎えに来たという感じです。そして伯爵だけど紅茶商として成功しています。
    ヒロインが純粋無垢キャラを狙ったのか、ちょっとおバカ過ぎですが…お菓子名や紅茶名がたくさん出てきてキラキラの庭で…という設定に癒されますし、ヒーローも『お前はバカか』と呆れながら世話をやくし、可愛いヒロインを放っておけないヒーローというのは読んでいて楽しいし……重い話は避けたい気分の時に軽く読むにはオススメです。
    (ヒロインを騙した詐欺師からすべてを取り戻すという主軸の話は一応あるので、ラブとお菓子一色というわけでもないですし)
    それと読後は紅茶とケーキやタルトが食べたくなります(笑)
  • 幼なじみの公爵は、記憶喪失の婚約者を愛の力で取り戻す

    熊野まゆ/森原八鹿

    117ページ~!!表紙につられた。
    ネタバレ
    2020年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ キレイな表紙につられてしまいました。挿し絵はありません。作品紹介の文章のまんまのストーリーです。でも、拉致られてるのに事件にしない両親、記憶喪失のヒロインを刺激しないようにとはいえヒーローも拉致った辺境伯宅に一緒に滞在って…など、ツッコミ所満載です。ラストは記憶が戻ってハッピーエンドですが、お世話になったからと言って辺境伯宅の使用人たちに挨拶して出て行くって…どんだけお人好し?!(笑)そして最大の違和感は、犯罪なのに辺境伯は処罰とか全くなくて今までどおりなのは何故…?
    色々な疑問を深く考えずにサラッと読める方にオススメします。値段や短編レーベルなのをよく確認しなかった自分も悪いのでオマケして☆3ということで。
  • 黒狼と赤い薔薇~辺境伯の求愛~

    夏井由依/Ciel

    狼らしい感じではない
    ネタバレ
    2020年2月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 277ページでした。試し読みで先が気になって購入しました。ちょっと怖い何かが起こりそうな表情の素敵な表紙に期待しすぎて…結果、少しだけ期待ハズレかな?(^_^;) 試し読みでは、なかなか微妙な関係のロイヤルファミリー(王女たち)で、ヒロインとヒーローの対面も緊張感ある始まり方だったし、これからヒロインはどうなるんだろう…と思ってましたが、普通にヒーローに嫁いで、ヒーローの従妹女がヒロインを蹴落とそうとして…、ラストはすれ違いの二人が誤解を解いてハッピーエンドという話です。最初はヒロインを蔑ろにするかのような扱いで(結婚式にヒーローが不在とか)、そういう話なのかと思いきや…ヒーローは終始ヒロインの事を大事にしていて、昔の自分の言動を後悔しているヒーローが、ヒロインに愛されたくて気持ちを拗らせてるなぁ~、という話です(ラストの事件もあっさり解決だし)。ヒロインはさすが王族、従順で美しく優しくおとなしい感じなんですが、いざとなったら芯が強い!薄幸感が漂うヒロインの健気なところが際立って、普通の輿入れストーリーにしてしまわない所がこの作者さんの力量ですね。
  • 愛蜜の復讐 伯爵とメイド

    水島忍/早瀬あきら

    ヒーローがひどすぎる
    ネタバレ
    2020年2月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 286ページでした。身分逆転物ですが、ここまで根に持って嫌がらせをするヒーローには興ざめです。ヒロインはひたすら我慢なんですが、なんでここまでされてもまだ好きなのかが全く分からない!この作者さんのヒーローはたいがい前半は性格悪くて、後半は愛に気付き改心、、、みたいなパターンですけど、この作品は最後までヒロインを貶めまくっていました。ラストはヒロインがあっさり許してハッピーエンドですけど…なんかすごくモヤモヤします。一番の地雷は、ヒロインに裸の上にマント一丁羽織らせただけで馬にのせて…というシーン。ホント最低な逆恨みヒーローです。少女マンガ風な表紙や挿し絵ともキャラがあまり合っていないし、とにかく粘着質なゲスヒーローが主役のお話でした。
  • 不器用な騎士は一途な姫君が愛しすぎて、素直になれません

    上原緒弥/森原八鹿

    短かめでジレジレのすれ違いストーリー
    ネタバレ
    2020年1月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 114ページでした。想像どおりの話ですが、ヒロインがいじらしくて健気で良かったです。ヒーローはちょっとヘタレですね。最後までジレジレのすれ違いで、ラストに誤解が溶けてハッピーエンドという王道です。短い話なのでジレジレもそこまで苛つくこと無く、ヒロインが可愛いなと思いながら読めました。番外編でハッピーエンド後の少し甘い話が2話ついていたので、読後感もほんわかして良かったです。もしそれが無かったら全然物足りなかったですね。大人しいヒロインが好きな方にオススメします。
  • 【特別版・電子オリジナル】嘘つき紳士の不埒なくちづけ【特典SS×2付】

    むつみ花藍/三浦ひらく

    心が読める設定、いらないかも
    ネタバレ
    2020年1月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 208ページでした。ちょっと予想してた話では
    無かったです。ヒロインはヒーローに会って初めて心の声が聞こえて戸惑い、ヒーローは外ヅラだけはいい傲慢系のキャラなのでヒロインの事を小娘と嘲るのですが、面白いという理由で強引に約者にします。そのまま二人が惹かれあってラストはハッピーエンドという流れなんですが…。心の声が聞こえるのはヒーローだけで、それがらみで何も事件も起こらないし、悪役が出てくる訳でもないし、結局その状況のままラストなので『この設定必要なのか?』と思います。単純に一目惚れ設定にしとけば回収しきれなかった感は無かったかも。結局ヒーロー以外に心が読めるかどうか分からないままですし。もっとヒロインの特殊能力によって事件が解決するとか…そういうのが全く無いのが残念です。普通のラブストーリーかな。そして200ページあるんだから、惹かれあった過程も書いて欲しかった!特にヒーローはヒロインの事をいつ好きになったんだろう?ヒーローサイドが無かったので全く分からなかったです。細かい事は気にせずにサラッと傲慢腹黒系ヒーローの話が読みたい方にオススメします。
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  • 甘美なお仕置き ~メイドに扮した令嬢は美貌の伯爵に甘く切なく責められる~

    桐舞子/緋月アイナ

    軽く読みたい時にいいかも
    ネタバレ
    2020年1月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 104ページでした。表紙が好みだったので、絵につられて購入。ほぼ想像どおりのストーリーですので、軽く何か読みたい時にはいいと思います。ヒロインが、ヒーローの母親が持っているブローチを自分の母親が持っているレプリカと同じかどうかを確認する為に、メイドの練習をして準備万端で潜り込むお話です。案の定ヒーローには最初からバレてます。宝石泥棒の事件が起こって、ブローチの件やら色々解決して、なんやかんやあって…無事ヒーローとハッピーエンドで終わり!という全くクセの無いあっさりストーリーです。絵もキレイなので、もしキャンペーンや値引きがあったら購入してみてもいいかと思います。ショートストーリーなので定価だと内容が物足りないかも。あと、甘さも控えめかな?
  • 秘蜜調教

    稀崎朱里/氷堂れん

    表紙のイメージどおりの話で地雷アリ
    ネタバレ
    2020年1月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 226ページでした。ヒロインは美しいという理由で孤児院から買い取られ、ヒーローに調教されて、出世のために接待させられるという…何ともヒドいストーリーです。この手の話が好きな人はハマるのではないでしょうか?。なのでヒーロー以外の複数の人との描写や、変な性癖のエロジジイにいたぶられて泣かされるシーンもあるので、地雷踏みまくりでした。なんでそこまでヒーローに献身的なのかも理解し難いですし、ヒーローサイドの話も無いので、なんで突然ヒロインを庇い出したのかも…分かりにくい。ラストもハッピーエンドとは言えない終わり方なので、最初から最後までずーっと暗い話でした。この作者さんの作品は、ちょっとハードな地雷があるので予想はしてましたが、これはあまり好みでは無かったです。ソーニャの複数プレイ物のほうが断然マシですね。ページ数が少ない訳でもないのに、ヒーローの葛藤とか、ヒロインの献身的な愛などが全く伝わってこず、涙をそそるストーリーでも無い…。嫌悪感のあるラブ描写を淡々と読んだ感じで読後感は良くないので、この後、何か溺愛系のほっこり作品でも読んで口直しをしたいと思います。
    (ちなみに星2は氷堂さんの美しい絵の評価です。)
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  • 地味系夫の裏の顔

    春日部こみと/涼河マコト

    ヒロインが愚かすぎ
    ネタバレ
    2019年12月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。この方の作品が好きで大体読んでますが、この作品は、というよりこのヒロインはワースト1です。あとがきにもありましたが…ヒロインに特徴をつけすぎていて、読んでいてゲンナリしました。特に、あれほど周囲を心配させて反省した花街をウロつく短慮な行動を二回も繰り返して、さらに心配した兄から謹慎を言われてもまだ迂闊に外に出たり!案の定危険な目にあってるし!今作のヒロインはちょっとおバカ設定になってるみたいだけど、全然可愛くありません。最後まで読めたのは、ストーリーが復讐劇だから。ヒーロー頑張れ!って感じで、ヒロインの言動にイライラしながらなんとか読みました。ヒーローは腹黒と言うより策士、計算高いといった感じで歪みはありません。文章力やストーリー展開はこの作者さんらしいと思うので、最初からヒロインに期待しなければ購入しても良いのではないでしょうか。
  • 冷酷無比な国王陛下に愛されすぎっ! 絶倫すぎっ! ピンチかもしれませんっ!

    仙崎ひとみ/逆月酒乱

    気が強すぎるヒロイン
    ネタバレ
    2019年10月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作者さんの作品が好きなんですが、今回は失敗しました。ためし読みではまぁまぁかなと思って購入しましたが、襲われて男性恐怖症になって男装したあたりからヒロインの我がキツくなって両親にも言いたい放題だし…。国王であるヒーローも、無理やりヒロインを晩餐会に呼ぶんですが、男装のまま「なんか文句ある?」みたいにやって来たヒロインを他の貴族達が集団いじめみたいな事をしてるのを静観してて!「なんだやり返さないのか、つまらんな」的な原動だったし…なんじゃこのくだりは!と思いました。この作品、ヒロインもヒーローもホント最悪だな、と、そこで読むのをやめました。最後まで読んでませんが、これはかなり気がキツいヒロインが好きな方向けの作品ですね。いつもは好きな作者さんなのに今回はなんでこんな人物像に設定したんだろう?ガッカリです。
  • 黒曜のシークと黄金の姫君~星降る砂丘で拾った花嫁~

    能迅なのと/白崎小夜/サラ・モーガン

    ヒロインがめっちゃ可愛い!!
    ネタバレ
    2018年5月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 178ページでした。この作品は久々に当たりでした!すごく良かった~!!それにページ数を見ると、あれ?こんなもんなんだ、と思うくらい短さを感じさせないストーリーでした。
    内容は、国王からある騒動の『お仕置き』で修道院に送られた王女が、色々あって砂漠で危うく行き倒れていた所をヒーローに拾われる…といった話です。最初に読み始めた時に、気が強い系ヒロインなのかな?と思ったんですがそんな事もなく、本当にめちゃくちゃ可愛いヒロイン像でした。うっかり屋さんなのもホントに可愛い。そして最初から最後まで色々とやらかしてくれます(笑)。ヒーローは大人の雰囲気漂うイケメンのシークです。ヒロインに『おとなしくしとけ』と威圧感たっぷりに言ってるのに、でも予想外の事をしでかす美しいヒロインに
    ポーカーフェイスが崩れてしまう所もいい感じです(//∇//)。とにかくこのヒロインの愛らしさは今まで400冊ぐらい読んできたTLの中で堂々の1位かも。
    ラブコメディーほど軽すぎもせず、シリアスのように重くもなく、とても読みやすい文章なのも良かったので、今回は文句なく☆5評価です!!
  • 孤独な令嬢は愛を知る

    雪村亜輝/水綺鏡夜

    何というか…全体的に暗い!
    ネタバレ
    2018年5月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 201ページでした。『氷愛』がとても良かったので期待してこちらも読みましたが…今作品はちょっと残念でした。
    全体的にグレーの印象というか、どんより暗いイメージです。多分ヒロインのキャラがそうだからかな?自分に自身がなく地味な子設定です。対するヒーローはと言えば…こちらもまた堅物で、2人のやり取りにも甘さが感じられないです。
    ストーリーは、そんな地味子のヒロインが、自分で幸せをつかんでいく…という内容です。話の前半に、貴族令嬢達から下に見られたり弱い子イジメみたいなシーンがあって、あまり読みたくない内容だったのもテンションが下がりました。そしてヒロインは着るドレスや髪型を変えたりして見違えるようになったはずなんですが…なぜか華やかな雰囲気が伝わってきませんでした。もとの大人しい性格は変わらないから?(苦笑)。
    話の好みの問題で、文章や作品自体は悪くないと思うので、私的には☆2ぐらいですが、一応☆3をつけておきます。
    甘さ控え目でいい方、地味キャラのヒロインがOKの方にオススメします。
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  • 黎明の王女は愛に目覚める~精霊使いへの誓いのキス~【SS付】【イラスト付】

    佐倉紫/蘭蒼史

    最初だけファンタジー
    ネタバレ
    2018年5月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 253ページでした。精霊使いというヒロインは父王から虐げられて幽閉の身でしたが、隣国との戦の前線に行き、精霊を使って敵を追い払うように言い渡されます。そしてそこで隣国の王太子であるヒーローと出会い…という感じで話が始まります。
    ヒロインも可愛いんですが、なんと言ってもヒーローが懐が深くて包容力がある好人物でした!ヒーローはヒロインを最初に見た時から気に入って、不遇な扱いを受けていたヒロインを大切にしてくれます。それで今まで見えなかった自国の事を客観的に見るようになり、民の為にヒロインはヒーローに協力していきます。
    ストーリーの主筋は、悪政のせいで疲弊しているヒロインの国と民を、ヒーローと共に救っていく話。それに精霊使いとして風や水や火などで天変地異?的な事が起こせるヒロインの色んな葛藤。それを大きな心で包み込むように溺愛してくれるヒーローとのラブストーリー。の3つぐらいが織り交ぜて上手く書かれています。そこまでファンタジー過ぎることはありません。
    ストーリーの最初は15歳だったヒロインが、ラストには18歳になり、王女としてすごく成長した所も見れて良かったですよ☆彡
  • 運命愛

    天条アンナ/yos

    レビューが難しい話(笑)
    ネタバレ
    2018年5月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 275ページでした。ちょっとオマケの☆4評価です。ヒロインは王女として生まれながら神殿で修道女のような慎ましい暮らしをして幽閉状態です。騎士のヒーローと出会い惹かれ合って、逢瀬を続けながら、だんだん自分を取り巻く環境に変化が起こり…といった感じの話ですね。最初は儚げな美少女のヒロインが、最後は艶やかで美しい王女に成長するので、作品中の年月の経過が割と早いです。
    この話はレビューが書きにくいですね。ヒロインと異母妹の王女が『黒雪姫・白雪姫』と言われて正反対な環境で育つんですが…(ちなみに両方共、美しい美姫設定です)妹が腹黒で、ヒーローをめぐって今まで表面的に優しい妹を演じていた仮面がはがれてどす黒さ全開になってきます。そういった姉妹のアレコレが話のメインかな?…。ヒーローとヒロインは最初から最後までラブラブなので、そこは不動ですし、2人のラブストーリーというほど甘い話じゃ無いし…。う~ん、レビュー難しいです。後半からちょっと話がダレてきてダルい感じがしましたが、絵がキレイだったのが救いでしたね(笑)
    いいね
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  • イジワル騎士と一途な王女様

    立花実咲/一越A区

    ヒーローが自暴自棄すぎてイマイチ
    ネタバレ
    2018年5月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 202ページでした。王女のヒロインが、10歳年上の自分付き近衛騎士のヒーローにアプローチをしていく話です。ヒロインは健気で可愛らしく、皆から好かれていて、ヒーローの事が大好きなのが周知の事実なんですが…それを隠そうともせず頑張るところが愛らしかったです。周りの人達も『ヒーローの回りを綺麗な蝶々がヒラヒラ飛んでいる』ぐらいの認識で、微笑ましく見守っています。
    ただ、何回あしらわれても全くめげずにいるヒロインは、さすが王女というか…普通の人から見れば「どっから来るの?その自信!」て感じですけどね(^_^;。
    今回のヒーローは、不良っぽい(笑)感じでわざと悪ぶってるようで、女泣かせだし…。私もヒロインの侍女と同意見で『あんなヤツやめときなよ』と声を大にして言いたいですね(苦笑)。ラストにはヒーローの出自に絡む色々な事件が起こりますが、まぁ自業自得です。可愛いヒロインを巻き込まないで欲しかったですね。最後はもちろんハッピーエンドですが、今作品はヒーローの自暴自棄な性格のせいで大幅減点で☆3評価にします☆彡
  • 家出お嬢様のメイド生活

    水島忍/SHABON

    ☆3.5ぐらいかなぁ
    ネタバレ
    2018年5月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 225ページでした。ヒロインが顔も知らない相手との結婚を嫌がり、逃げ出した先で危険な目にあったり窮地に陥ってる所を助けられて…その助けてくれたヒーローが実は婚約者だった、というストーリーです。しかもヒロインはヒーローの屋敷の子守りメイドとして働いてしまいます。
    かなり活発なお嬢様ヒロインで、ヒーローの方はややヘタレっぽいかな?(^_^;。
    中盤まではヒロインとヒーローのケンカをしながらも惹かれ合う様子が書かれていて、後半は騙されていたと知ったヒーローが怒って素直になれず、お互い好きなのに気持ちがすれ違う『すれ違いラブ』の様子と、ヒロインが事件に巻き込まれて危険な目にあったり…という感じで話が進んでいきます。
    私は気が強い系ヒロインは好きじゃないんですが、この作品のヒロインは活発で明るくて可愛かったです。☆ー1・5の減点はヒーローです。嘘つかれた事からなかなか気持ちが切り替えられず、色々冷たい事を言うんですが…この作家さんのヒーローって、この手のタイプが多いですよね。男のくせに潔くないです(笑)。ヒロインのやや暴走気味の行動力とヒーロー像の好みによって評価が分かれそうな作品だと思います☆彡
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  • 再会からはじまる淫らなレッスン

    日野さつき/繭果あこ

    ストーリー重視派さんにオススメ
    ネタバレ
    2018年5月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 214ページでした。試し読みでは少年少女の淡い初恋シーンみたいな感じが書かれていたのですが、ストーリーはその7年後、2人が再会する所から進んでいきます。7年間一度も会うことがなかった2人ですが、お互いにずっと忘れずに想い合っているというザ・純愛!!です。
     作品紹介の文から想像して、再会してからのイチャコラ話だろうと思っていたら…意外にしっかりしたストーリーです。国の外交政策、反対勢力が起こす不穏な動きetc.…危険な事件にヒロインが何度も巻き込まれていきます。ヒーローしっかりしろよ!と突っ込みたくなりましたね(苦笑)。ヒロインを守り切れないヒーローですが、ヒロイン自身が聡明な子なので色々と機転をきかせ『グッジョブ☆』な場面は読んでいて爽快でした!
    ラストまでずっとラブラブな2人ですが、その純愛話だけじゃなくて両国の抱える問題や事件がストーリーの主軸になっているので、ストーリー重視派さんにオススメします☆彡  ☆ー1は、ヒーローがなかなか正体を明かさなかったので減点です。
  • 王領地伯のエメラルド~相愛の瑕~

    夏井由依/森原八鹿

    後半からテンポが良くなります
    ネタバレ
    2018年5月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 281ページでした。元値がちょっと高いので、誰かレビュー書いてくれないかな…と待っていましたが(^_^;とうとう貴重なクーポンを使って購入しちゃいました。結果、めっちゃいい作品でもなかったけど、ハズレでもなく…結構楽しめたかな?。
    作品の評価を先に言うと…、前半はヒーローがヒロインに復讐っぽい態度に出るので何となく話が暗~い感じなので☆3。後半は色々吹っ切れたヒーローとヒロインが支え合って新たな困難を乗り越える話で盛り上がったので☆5。…と、暗~い前半が勿体ないなぁと思いました。それとヒーローが騎士から王領地伯に出世したのは分かりますが、ヒロインサイドの(王の愛人の叔母・義理弟)相関図がややこしくてイマイチ頭に入ってきませんでした。…結局ヒーローとヒロインがハッピーエンドになったから良しとしますが、王の世継ぎは誰になったんだろう…?(-_- )。とりあえずストーリーをひと言でいうと『冷酷になり切れなかったヒーローが、純粋だけど意外に強いヒロインに翻弄されちゃう話』です(苦笑)。

    ちなみに…表紙と挿し絵の影響で、ヒロイン像がロミジュリのジュリエットに見えて仕方ないのは私だけでしょうか(笑)。中世イタリアっぽいですが、時代背景は架空だそうです☆
  • 仮初め旦那様は強引侯爵!?

    岡野こみか/gamu/アン・アシュリー

    ヒロイン像は良かったので☆4です
    ネタバレ
    2018年5月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 210ページでした。内容を簡単に言うと…、困窮貴族のヒロインが、お金持ちイケメンヒーローに何だかんだと強引に連れ回されてくっついちゃう話です。
    最後の最後まで、ヒロインがヒーローの事を誤解しているし、ヒーローもちゃんと説明しないし…話の中盤になってくると少しイラッときました(苦笑)。☆4にしたのは、大人しそうなヒロインが実は芯が強くて素敵なキャラだったから。契約と誤解させたままなんとかヒロインと結婚しちゃおうとするヒーローは不器用というか何というか…(^_^;。とにかく誤解したままラストまで進んでいくストーリーなので、あまりイライラしない人にオススメします。
  • 熱砂の溺愛王~花嫁は傲慢に愛される~

    矢城米花/DUO BRAND.

    良かったけど…ラストだけ違和感
    ネタバレ
    2018年5月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 205ページでした。ヒロインが事故で記憶喪失になってしまい、助けられてから『王女』として扱われてしまうけど実は…、という話です。ヒーローは婚約者のヒロインとケンカばかりで全くそりがあわず、国の為にお互いしぶしぶだったのに、事故後のヒロインが別人のように可愛らしい従順な性格になっていて驚きながらも強く惹かれます。そして溺愛するのですが…。一緒に暮らすうちにヒロインが、苦手なものが好きだったり、乗り回していた馬を怖がったり…と、徐々にヒーローも『姿形は同じでも別人なのでは?』と違和感を持つようになり、でも愛しているから手放せない状況になっていきます。

    庇護欲をそそるヒロインを溺愛するヒーロー、というストーリー的には良かったんですけど、ラストにヒロインの正体が判った時に…『それだったら何でそこまで似ているの??』とめっちゃ疑問に感じました。私的には双子の片割れとか予想してたんですが…。他人のそら似でそこまでそっくり設定なのは違和感があります(苦笑)!

    なので☆3にしようかと思いましたが、ラストの部分以外はいい感じに読み進めたのでオマケの☆4にしておきます☆彡
  • 残忍君主の求愛~花嫁は身代わりのプリンセス~

    深森ゆうか/もなか知弘

    コワモテ系のヒーロー好きにオススメ
    ネタバレ
    2018年4月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 216ページでした。ストーリーはすごく良かったですよ!でも絵が残念…。表紙で購入をためらう人も多いんじゃないでしょうか。表紙以上に中の挿し絵も残念でした(苦笑)。私は作品紹介の文が好みの展開だったので、初めから『絵は無視する』と決めて読みましたけど(^_^;。
    ざっくりとした内容は、王女でありながら妾の子という理由で虐げられていたヒロインが、残虐だと噂のヒーローに嫁がされる話です。もう大体予想通り!、包容力のある強くてたくましいヒーローにめっちゃ幸せにしてもらえるという心温まるストーリーでした。そして王子様系のヒーローじゃなくて、かなり「いかつい」感じの男らしさ全開ヒーローです。ヒロインも素直で可愛らしく、言動も好感がもてます。こう言ってしまうとすごく単純な話かと思うのですが…なぜか読んでいて楽しかったです。すぐに読み返したくなりました。絵の評価は☆1ですけど内容が気に入ったので☆5を付けておきます!
    挿し絵を無視して読める方、コワモテのいかついヒーローが好きな方にオススメします☆彡
  • 過保護な騎士団長の絶対愛

    夢野美紗

    身分差ラブという話ではない
    ネタバレ
    2018年4月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 275ページでした。王女のヒロインと、その護衛騎士のヒーローとのラブストーリーです。が、ヒーローが複雑な出自なのとラストに起こる国が絡んだ陰謀などがあるので、あんまり甘々なラブストーリーではありません。
    内容をざっくりと言うと…ヒーローは苦労人で努力家、ヒロインはお転婆で愛らしく、ヒーローに憧れているけど時々困らせたりするといったキャラで、姫と護衛騎士の身分差ラブなので、お互い気持ちを封印していたのに、ヒーローの出身国の不穏な動きがあり、ヒロインはヒーローの弱味として陰謀に巻き込まれていく…といった流れかな?。(読者にはヒーローが何者かは冒頭でわかるので、身分差どうなるの?といったハラハラ感は全然無いですけどね)
    登場人物達は、割とカジュアル目な言動なので、出血多量シーンでも悲愴感は感じませんでした。内容重視派で重めストーリーが好みの人は☆3ぐらいになるんじゃないでしょうか。評価が分かれそうな作品です。私も、やや上手く事が運び過ぎかな~とは思いますが、一応オマケで☆4にしておきます。比較的若い方にオススメします☆彡
  • 【特別版・電子オリジナル】ワケあり婚 ~花婿の兄と甘いウェディング~【特典SS×2・イラスト付き完全版】

    水島忍/三浦ひらく

    誤解が多すぎて辛い
    ネタバレ
    2018年4月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 212ページでした。婚約者が駆け落ちしてしまい、失意の中、醜聞から逃れるために、ヒロインは別荘で過ごしていて…そこで偶然ケガをしたヒーローに出会い心を寄せ合い将来を約束します。…そこまでは良かったんですけどね、ヒーローが。ヒーローが駆け落ちした元婚約者の兄なので、弟の責任を取って変わりに結婚する事になり、ヒロインも別荘から戻ってきたら兄の方と結婚すると聞かされて…、まさかお互いがその相手だと知らずに引き合わされて、それぞれが(自分は断ろうと思ってたのに)『婚約者がいたクセに別荘でのアレコレは何だったのか?!不誠実な!』という感じになるストーリーです(苦笑)。そこからのヒーローの態度が冷たい!!裏切られたからと豹変しすぎです。かなり後半までヒロインを傷つけまくるので、読んでいてしんどかったです。早く誤解が解けたらいいのにと悶々とするストーリーです。ラストはもちろん誤解が解けてハッピーエンドですが…ヒーローが大人げないので大幅減点で☆2評価にします。
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  • 神は癒し巫女を離さない

    真下咲良/アオイ冬子

    設定がファンタジー
    ネタバレ
    2018年4月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 248ページでした。ヒロインは肖像画の麗しい空の王に恋する乙女で、施療院という町の病院?みたいな所で暮らしています。そしてもちろんヒーローは空の王なんですけど、ヒロインが実際に会ってみるとボサボサ頭のむさ苦しい人で…さて全くイメージが違うけどヒロインはどうする??みたいな感じで話が進んでいきます。
    神殿・神官長・巫女姫・神渡りetc…そういった単語が沢山出てくるし最初から最後までファンタジー色は濃い目です。神渡りなんて想像の世界なのでファンタジー好きな人じゃないと描写を読むのが少し疲れてくるかも?。あと、ヒロインは少しだけ癒しの力を持っていますが、ちゃきちゃきしたキャラなので、残念ながら『癒しの乙女』設定が掻き消されてますね(^_^;。ラストはもちろんハッピーエンドですが、私個人的には清廉な巫女姫ヒロインが好みなので☆3評価にします。それからこの作品は少しカジュアルな会話文が好きな方にオススメします☆彡
  • 身代わり花嫁の蜜月

    宇佐川ゆかり/椎名咲月

    この手の設定にしては暗め
    ネタバレ
    2018年4月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 188ページでした。作品紹介文のまんまのストーリーです。よくよくあるパターンです。が!…何となくこの作品は全体的に暗い!(苦笑)。あとがきに『いつもより切ない作品』とありましたが、ヒロインがかなり可哀想な境遇で、ヒーローと頑張って結婚相手を探しているのも…なんか共感出来ず、冷めた感じで読んでいました。この手の設定の作品は沢山読みましたが、その中で1番地味な印象でした。後半、年の差婚にいたってもなぜか甘さが物足りないのは、ヒロインが気持ちを秘め過ぎてるからかな?
    ちなみに、里崎雅さんの『オジサマ侯爵とー』に似ていると思います。私個人としてはそちらの方が断然良かったです。ヒロインが押すか引くかで話の雰囲気がかなり変わるんですね~。
    この作品も悪くは無いんですけどね。なので気になるなら購入してみてもハズレにはならないと思いますよ☆彡
  • 内気なデビュタント~ワルツも恋も先生と~

    三木若菜/龍胡伯

    ダンスの先生がヒーローです
    ネタバレ
    2018年4月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 200ページでした。ヒーローの設定が、フィニッシングスクールで大人気のダンスの講師・名門侯爵家だけど爵位ナシの三男坊…というのが新鮮でした。ヒロインは内気で、ヒロインの姉はしっかり者という美人姉妹が、スクールでヒーローと出会い…妹想いの姉が2人をくっつけようと一肌も二肌も脱ぎます!姉さん素敵です(笑)。話の中盤からは、嫉妬されたヒロインが悪評を流されたり強引男に襲われたり散々な目にあいますが…割と飄々としたヒーローと何とな~く事件を乗り越えていきます。ここがこの作家さんのイマイチ高評価につながらない原因なのかなぁ?もったいないです。せっかく事件が起きたなら、もっとヒーローの必死感や嫉妬心etc.…その辺が書かれていたらすごく良かったのにと、少し物足りない感じです。美しいヒロインを色んな男と踊らせて危機感なさ過ぎ!☆3にしようかと思いましたが、絵が可愛かったのとヒロインがいじらしかったのと…何より姉が小気味よかったのでオマケの☆4評価にします!
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  • 総督閣下の絶対寵愛

    せらひなこ/やすだしのぐ

    こちらもなかなか良かったです
    ネタバレ
    2018年4月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 277ページでした。前作『美しき毒舌王ー』が良かったので、期待を込めてこちらも読んでみました。表紙や挿し絵は少々子供っぽいので…イラスト無しでもいいかも知れませんね。見開きのカラー挿し絵のヒーローが黒髪に眼鏡だったので、表紙の銀髪と見比べて『え…?』と、イキナリのネタバレに笑ってしまいましたけどね(笑)。
    そして、作品内容の紹介文は相変わらず何だかよく分からないし(苦笑)娼妃ってどうなの?と引く人が多いと思うんですが、話の舞台が、歌手・女優・高級娼妃がもてはやされる水上都市ヴェネタ…という所でイタリアのヴェネチアをイメージしているそうです。歓楽街もゴンドラも仮面のお祭りも、まんまヴェネチアらしくて素敵でした。1番面白かったのが、娼妃仲間のオネエが最高!ごつい体にドレスを着てメイク係なんですけど、IKKOさんやミッツさんみたいで!(笑)今作品も脇キャラが素晴らしいです!ヒロインはめっちゃ美少女で、ヒーローは最初に想像した通りの身分のイケメン…と、主人公2人は普通でしたが、明るい脇キャラの活躍と、少しアクションシーンもあり一気に読めました!
    ただ、ヒーローがちょっと頼りない部分があって☆ー1です。
  • 不器用な侯爵と溺愛の方程式

    すずね凜/北沢きょう

    全然オジサマでは無い
    ネタバレ
    2018年4月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 337ページでした。絵がキレイだったのもありますが、ヒーローの人物像も全くオジサマを感じさせません。でも設定では倍以上の年の差婚です。
    内容は…、数学者だったヒロインの父親の教え子であるヒーローが、ヒロインが幼い時に交わしたお嫁さんにするという約束を守り、10年後に迎えに来るという所から話が展開していきます。ヒーローは、タイトルにある不器用というよりも、ヒロインしか目に入らない朴念仁…といった感じです。ヒロインは、幼い美少女キャラなので、身分も高くイケメンでもてるヒーローに対して、自信が無くていじけたりするんですが、その辺のすれ違いラブも多々書かれています。
    ヒロインの幼少時代、父親が亡くなる時にヒロインをヒーローに託すシーンはめっちゃ泣けました!!(号泣)。でも育ての叔母夫婦が良い人だったので、一人ぼっちにはなりましたが皆から愛されて幸せなヒロインでしたね。
    後半~ラストに深刻な事件が起こるので、溺愛ストーリーだけじゃなく、2人の絆やヒロインの少女から大人の女性への成長過程も楽しめる作品だと思います☆
    ちなみに…2人が再開した当初『なんでそこでイジケるんだよ!』とヒロインに突っ込みたくなるシーンもあったので☆ー1で。
  • 蒼月流れて華が散る 絶華の姫

    南咲麒麟/香坂ゆう

    結構よかった!
    ネタバレ
    2018年4月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 244ページでした。もっと少女向けっぽいかと思ってあまり期待してなかったんですが、意外によかったです!TLには物足りないけど、その他のストーリーがしっかりしていました。ラブ控え目がいい人にはピッタリだと思います☆
    ヒロインは、絶華という体質?で、皇帝は絶華の乙女を我が物にしようとしています。昔、命をかけて後宮から逃してくれた恩人の弟(ヒーロー)、その武術の師に守られながら身を隠して暮らしていたのですが、とうとう絶華体質?解禁日の16歳になってしまい…、という面白いストーリーです。幼い頃からずっとそばで守りながらもつい憎まれ口をきいてしまうヒーローがカッコイイです。カンフーでは無いけど中華風の設定です。女たらしの武術の師もフラフラ適当なようでいい脇役ですし、主人公2人がケンカしてすれ違いながらもやっと結ばれるストーリーも良かったです☆ヒロインが皇后からの刺客?であるカラクに触られすぎたのが気になったけれど…。
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  • 花嫁はシンデレラ

    水島忍/すがはらりゅう

    シンデレラっぽく無い
    ネタバレ
    2018年4月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 465ページでした。行き倒れ寸前のヒロインがヒーローに拾われて、婚約者のフリをして、両思いになってハッピーエンド…という話です。ヒーローが昔のトラウマから結婚したくない、子供はいらない、と思っていたのが、ヒロインとの出会いで変わっていく過程のほうがメインに思えました。ヒロインの不遇な境遇からの玉の輿婚!の話をタイトルにしたんでしょうけど、ヒーローのトラウマの苦悩のほうが印象に残りましたね。ヒロインとは元々は富豪の奥ゆかしい令嬢なんですけど、美しく楚々としているのに意外に雑草根性があってシンデレラというより自ら掴み取った幸せのような気がします。この作家さんのヒーローって割と陰気な(笑)悶々とするタイプが多いですけど今作品もそんなイメージでした。全体的な評価は☆3.5ぐらいかな?
  • 令嬢の二度目のロマンス

    北山すずな/椎名咲月

    爽やかな読み物…って感じかな
    ネタバレ
    2018年4月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 232ページでした。登場人物が多くてとてもレビューが書きにくいストーリーです(汗)。田舎貴族のヒロイン一家が父の出世を求めて王都に出てきて…ヒーローに出会うのですが、ヒロインのペット?が鷹なんです。これが話の中で意外にいい働きをする脇役になります。ちょっとお転婆な感じのヒロインが、魔女みたいな占い師の言葉に翻弄され、惹かれ合っているのになかなか結ばれなくて…という流れのなかで、脇キャラのヒロインの父親・ヒーローの両親が面白かったです。ヒロインの父親なんて鷹アレルギーでブツブツができてるのに、鷹の管理者に抜擢されてしまって(笑)ホント笑えるキャラでした。
    登場人物も多く、脇役達の会話が明るく軽めなので、イチャコラ部分が無ければ少女向けラノベっぽいですね。
    私は主人公2人よりも、特にヒーローの兄と幼なじみのその後が気になったのでスピンオフが出たらいいなぁと思います☆
  • 王子殿下と身代わり姫の新婚生活

    粟生慧/弓槻みあ

    失敗した…
    ネタバレ
    2018年2月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 268ページでした。表紙の美麗さについ購入したのですが…。最初の20ページぐらいで読むのをやめました。ヒロインが…ちゃきちゃき下町娘全開で最初から言葉遣いに興ざめです。王女の身代わりになるんだから最後にはきっとステキな淑女になるんでしょうけど、もう完全に読む気をなくしました。国王に『へぇ~』『ふぅ~ん』とか侍女に『暑いんだけど』等々…気が強くて偉そうなキャラなのが残念過ぎます。まだヒーローが登場してないんですが(苦笑)もういいです。
  • 護衛の騎士は菫の姫を恋に染める

    永久めぐる/弓槻みあ

    高い!!
    ネタバレ
    2018年2月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 141ページで700円は高すぎ!。内容は…ヒロインは、成人した途端に夫になりたい沢山の人からアプローチを受けてしまい…ヒーローが害虫駆除しつつ不穏な動きからも守っていく、というストーリーです。ヒーローは口が上手いので、一見『たらし』に思いますが、実は幼い頃からの純愛です。
    ヒーローとヒロインがあまり好きなキャラじゃなかった事と、ページ数が少なくて話がイマイチ盛り上がりに欠けるので中途半端な☆3にしておきます。
    あと甘さも物足りない感じでした。
  • スキャンダラスな王女は異国の王の溺愛に甘くとろけて

    すずね凛/FAY

    ページ数を考えたら値段が高い!
    ネタバレ
    2018年1月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 308ページでした。作者買いでしたが…それにしてもこのボリュームにしては割高!SSも無いし。物足りない感が否めません。(もっと500ページぐらいあるのかと思ってました)
    好きな作者さんだからハズレは無いかな?と期待し過ぎていたのか、安定の文章は間違いないのですが残念ながら今回はヒロインが好みでは無く…中途半端な☆3評価になりました。
    ストーリーは、大国の美しい王女が陥れられて悪評が立ち、厄介払いのように小国の国王に嫁ぐという所から話が始まります。
    ヒロインの王女が人間不信・男性恐怖症になってしまったのを国王であるヒーローが、優しく根気よく頑なな心を開かせるという部分がメインストーリーで、ラストはちゃんと名誉回復までしてハッピーエンドですので、読み終わりはスッキリします。
    ヒロインは…、これはツンデレと言うんでしょうか…ちょっと人間不信すぎて冷たい物言いが好感度ゼロでした。話の中盤以降からは素直になってくるんですけどね。
    逆にヒーローは人間出来すぎ!ぐらい包容力があり清廉なイケメンです。一途にヒロインに愛情を注ぎ…それゆえにラブ描写も長めかな?
    ラストに、ヒロインの無実を全否定してた両親と兄の態度がコロッと変わった所にかなり違和感がありますが、TL作品としては充分楽しめるかと思いますよ☆
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  • 王女、遺跡探検へ行く

    早瀬亮/坂本あきら

    ファンタジーではありません
    ネタバレ
    2017年12月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 268ページでした。この作者さんの『灰狼侯爵ー』が良かったので購入しました。ファンタジーっぽい作品を想像させる作品紹介でしたので、イマイチ惹かれなかったのですが…結果、とても面白かったです!!
    ヒロインは超貧乏な弱小国の王女で、父である国王にしっかりしてもらいたくて、亡き祖父の持ち物らしき宝の地図?を頼りに洞窟を調べに行きます。ヒーローはヒロインの国と隣接する広大な領地の伯爵で、ちょっと皮肉屋な大人のイケメンです。
    2人が出会い、純真なヒロインはヒーローを魔法使いと信じてしまいますが、ヒーローはそれを利用して洞窟内での逢瀬を楽しんだりします。
    ヒーローはあまり性格が良くないなぁ~と思いますが、とにかくヒロインが可愛らしいです!!健気に頑張るヒロインが良かったので☆4評価にしました。
    ラストは、ヒーローの正体や国王の醜聞の理由、遺跡についての謎、等々…色んな事が一気に明かされて無事にハッピーエンドになります。
    甘さはあまり無く、ヒーローが悪戯心で可愛らしいヒロインについつい触れてしまうのが多いぐらいで、イチャコラシーンは最後の最後ぐらいです。
    なかなか変わったストーリーなので、飽きずに一気読みできましたよ☆彡
  • 囲われ花嫁

    桜舘ゆう/山田パン

    私は☆3.5ぐらいかなぁ…
    ネタバレ
    2017年11月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 249ページでした。王子のヒーローが、昔からずっと好きだった侯爵令嬢のヒロインの成長を待ち、ヒロインが自分に対しての気持ちが『思慕』から『恋慕』になるべくアプローチする…といったストーリーです。そこに加えてヒーローの王位継承に関するいざこざも書かれています。
    貴族の子女に行われている慣習で、ヒロインは幼少から家を離れ、ヒーローの読書係という役目をもらい王宮に暮らしています。15歳になり、家に戻ると思っていた所に…音楽の才能を伸ばすために1年間隣国に留学するようにヒーローから言われるヒロイン。歌もピアノも素晴らしいヒロインですが、実はそれとは別にヒーローの色々な思惑があって…みたいな感じで話が進んでいきます。
    ☆3.5になったのは…、ラストには母王妃との対峙シーンなどもありますが、もうちょっと話に波乱があれば良かったかな?と思います。ヒーローとヒロインの心情はよく分かるんですけどね。盛り上がりには欠けるかな。『ヒーロー、ヒロインから愛されて良かったね!オメデトウ!』…という感じ(笑)。人によっては☆4になるかも知れませんね。安心して読みたい方にオススメします☆彡
    あと、表紙は子供っぽ過ぎますね(苦笑)
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  • 孤独な富豪の愛する花嫁

    奥透湖/芒其之一

    ソーニャらしい暗めの話です
    ネタバレ
    2017年11月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 144ページでした。少し短いけど、このどんよりしたストーリーなら私はこれくらいで充分かな(^_^;。
     シンデレラのように継母と異母姉達から虐げられていたヒロインが、不気味な評判のある謎めいたヒーローに嫁がされる話です。
     森の奥の館で先祖が行ってきたヒドイ悪慣習を自分の代で終わらせようと、ヒロインに心を開かないヒーローが…歪みと言うより『愛を知らない』『世間知らず』という感じで、閉ざされた世界の中で使用人達といびつな関係を保っています。話の後半までホントにどんよりしたストーリーです(苦笑)。
     ヒロインはヒーローにほったらかしにされながらも、実家での仕打ちを思えばずっとマシな扱いだと感謝する健気で愛らしい娘です。2人の関係を良くしていこうと努力する心がけがなんともいじらしいので、ヒロインの努力により☆3評価です!ヒーローは最後は反省するものの…ずっと使用人の尻に敷かれていてホント情けない…『しっかりしろよ!』と渇をいれたい人物像でした(-ω-;)。
     簡単にまとめると…ヒロインが、暗いいびつな世界の屋敷に新しい風を吹き込み、ヒーローの心を救うというストーリー展開で、ラストは幸せそうなエピローグも書かれていて後味は悪くなかったです。
     ラブ描写はTLの中では少ないほうかな?ラストまで甘さも無い話なので、健気に生きていくヒロインの話をしっとり読みたい方にオススメします☆彡
  • 帝国皇子のお気に入り お前しか見えない

    天条アンナ/坂本あきら

    少しファンタジーなハッピーストーリー
    ネタバレ
    2017年11月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 274ページでした。美麗な銀髪眼帯王子様のヒーローと、滅びた国の元王女の美少女ヒロインが、身分差を乗り越えて一途に想い合うという設定です。話のテンポも良く明るい感じで、気になる出来事も色々あるので、主人公達のラブがかすむぐらい読み応えのあるストーリーでした。
    錬金術と鍛冶屋、怪しいツル植物、満月の夜の月光石、そして話の重要なポイントになる植物の種を育てる過程…等々…。ファンタジー要素を少しふまえていて、舞台背景をイメージすると、私はグリム童話っぽい世界に思えました。
    ヒロインとヒーローは元々婚約者で、ヒロインの身分が無くなったせいで破談になりましたがヒーローが影武者を装いながら会いに来たりして(自称・影武者。でも街の人に本物だとバレている)…一途な所が素敵でした。そしてある種を育てる事になるヒロインですが、それが後々に2人にハッピーエンドをもたらす『何か』に成長します。それが最大の読みどころです!(これだけは知らずに読んだ方がいいのでネタバレ無しで)
    眼帯で片目を隠すヒーローが負った心の傷や、ヒロインが庶民になっても変わらず純粋で卑屈にならず明るく生きている様子など…童話っぽい背景にからめてシビアな現実も書かれてあり、片寄らずに上手くストーリーがまとまっています。(ただ、いやらしい行為をしてくるツル植物ってどうなの?…と、そこだけが気に入らず☆ー1にしました。)
    あと、めっちゃ好みの鍛冶屋の青年や、錬金術師の老人など個性的な脇キャラが話を盛り上げていて、本当に面白い作品でした☆彡
  • プリンセス・リング 皇子と囚われた姫君

    柚原テイル/DUO BRAND.

    少年ぽいヒーローと賢い美姫のヒロイン
    ネタバレ
    2017年11月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 291ページでした。この作家さんのプリンセスシリーズ?(話は全く別物です)はDUOさんのコミックを含め全部読みましたが…やっぱり今回も『濃い』ですね~!!期待に背かず“激動”の展開がてんこ盛りです(笑)。
     ストーリーは、その美しさで女神と讃えられる王女のヒロインは父王を亡くした為、国のために宰相の息子と結婚式を挙げている所に、突然ヒーローの軍隊が現れて…なんとヒロインをかっ攫っていき、連れ去る馬車の中で純潔まで奪ってしまう所から始まります。始まりからイキナリ濃いシーンです!(笑)。 自国に連れ去ったヒーローはヒロインを籠の鳥のように閉じ込めて囲ってしまうのですが、それには王位継承に絡む陰謀からヒロインを守る為で…、でもヒーローがなにも言わなさすぎなのでヒロインはもちろん反抗して…と話が進んでいきます。ストーリーの中盤になって、やっとヒロインがヒーローって実は不器用??と気付き始めてラブラブになるかと思いきや、侵略や陰謀で戦が始まりラストまで緊迫した感じの内容です。そしてもちろんハッピーエンドです☆彡 
     幼い頃に会った2人の王子様との初恋の話、ヒーローと弟王子の確執、義理母王妃、最後にジャンヌダルクばりに活躍したヒロイン、少年のように母性愛をくすぐるヒーロー等々…、内容ギッシリでお腹いっぱいの作品でした(笑)。TLとしてより、起伏あるストーリーが好みの内容重視派さんにオススメです☆彡
  • 仮面夫婦×蜜月【イラスト付】【電子限定SS付】

    真山きよは

    表面的に不仲を装うカップル
    ネタバレ
    2017年11月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 273ページでした。大陸にある5つの同盟国のうち、5国をまとめる皇帝となる大国の姫がヒロインです。男子の跡継ぎがいない為、ヒロインの夫がもれなく皇帝になるという状況なので…ヒロインは自由な恋愛をすっかり諦めてしまい『人形』のような自分の意思が無い、感情を押し殺した美姫に成長します。
    ストーリーは、我こそはと何百人ときた求婚者から7人に絞られた所から始まっていきます。すっかり諦めモードのヒロインでしたが、7人の候補者の中に初恋の隣国の王子入っていて…、と、話が進んでいきます。
    中盤からは、ヒーローは自国の国王の座を弟に譲ってまでヒロインの夫に名乗り出る一途なイケメンですが、過激な候補者争いのせいで危険にさらされるヒロインを守るために娼館通いの好色男を演じ、ヒロインとは不仲を装うという展開になってきます。
    ラストは危機に陥ってしまったヒロインをヒーローが格好良く救ってハッピーエンドです☆。
    親友からの妬みや、皇帝の座欲しさに起こる陰謀など…最後は危険な香り漂うストーリーになりますが、策士な弟王子・幼く可愛い末っ子王子たちヒーロー3兄弟と、上品で明るい母王妃たち等々…脇キャラがいい味を出していたので暗くならず面白かったです!
  • 虜囚の姫は公爵に愛される【イラスト入り】

    有井まゆら/壱也

    記憶喪失のヒロインが籠の鳥になってる話
    ネタバレ
    2017年11月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 133ページでした。定価で購入するなら割高ですね。この作家さんの『密愛の掟』が良かったのでこちらも読んでみましたが、ソーニャ文庫以上にヒーローが屈折していてビックリしました!
    ストーリーの序章に主人公2人の出会いが清々しく書いてあります。で!それからいきなり記憶の無いヒロインがベッドに鉄の手枷をされて繋がれているシーンになり、話が始まります。
    普通なら『ヒーローひどすぎ!歪みすぎ!』と思うところなんでしょうけど…ヒロインが温かく美しい女性で、チラチラとヒーローとの幸せな記憶がフラッシュバックするのもあり、その状況を受け入れて安心しているようなので、読み手にはそれほど酷くは感じさせません。
    なかなか記憶が戻らないヒロインですが、庭に出てハーブを育てたりして結構いい感じに暮らしていた所に、婚約者の男性が現れて、見ただけで嫌悪感を抱き…と、話に展開があり、後半からラストにかけては、ヒロインの出自やヒーローの行動の謎、等々…やっと色々分かってきます。
    普通に想像つかないストーリー展開がこの作家さんの上手い所だと思いますが、ヒーローのすごい歪みっぷりと、実はそんなに悪者では無かった父親や婚約者の事を考えると…『そこまでするような話だったのか?』とラストは若干拍子抜けしました(苦笑)。
    エピローグでは登場人物達のその後が幸せいっぱいに書かれていたので、まあまあ満足かな?という事で☆4評価にしておきます☆彡
  • 密愛の掟 令嬢は甘い陰謀に囚われる【イラスト入り】

    有井まゆら/春子ハル

    難しいけどすごく良かった!
    ネタバレ
    2017年11月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 296ページでした。ちょっと難しいけど、サスペンス映画みたいな作品です!サスペンスの中に官能的なシーンもあり、表紙も話のイメージに合っていると思います。
     内容ですが…、舞台は20世紀初頭のシチリア系マフィアが勢力を持つ時代で(ゴッドファーザーをイメージされているそうです。)大富豪の令嬢で美しいヒロインが、マフィアの派閥争いに巻き込まれるストーリーです。マフィアのドンの息子であるヒーローが、行動も性格もめっちゃ格好よく…でも陰がある魅力的な人物像でした。
     豪華客船での船旅中に2人は出会いますが、(2人は幼少期にある事件で出会っていて、実は純愛です)しょっぱなから船上で殺人事件が起こります。『犯人かな?』と思えるような怪しい登場人物が5~6人いてるので、その辺がややこしかったです!名前が覚えられないし(苦笑)。普段、推理小説を読んでる人は大丈夫なんでしょうけど…(^-^;)。犯人が見つからないまま下船になり、運命的なものを感じながらも、由緒ある富豪の令嬢とマフィアの愛人の息子という身分違いに苦悩し、ヒーローがヒロインを迎えに行けるようになるまで2人は離れる事になりますが…離れていても基本的に2人はずーっとラブラブで信じ合っています(笑)。
    ヒロインの身辺警護の刑事さんがコロンボみたいなキャラで、ちょっと私生活がだらしないあたりも面白かったので、もうちょっと活躍させて欲しかったかも?。ラストは犯人がバタバタッと捕まり、身分差問題についても、もちろんハッピーエンドですよ☆彡TLですが、すごく色々と調べ上げて書いてるのが分かり、新人賞を受賞した作家さんみたいですが、今後の作品にも期待しておまけの☆5評価です!
  • 神泉の巫女姫

    芹名りせ/すがはらりゅう

    ☆3.5ぐらいの中華ファンタジー
    ネタバレ
    2017年11月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 364ページでした。けっこう長いです。内容は、まさに中華ファンタジーですが…漢字が多くて最初に読んだ時は何だか疲れてしまい、途中から飛ばし読みしたので内容がさっぱり分からなかったんですが、今回再チャレンジしました。
     内容は…、田舎貴族のヒロインの額に、ある日突然『星印』が現れて巫女姫になります。宮殿に召されて『神泉』に祈りを捧げ、枯渇している国に雨を降らせるように頑張りながら、謎めいているヒーローに出会って惹かれ合い、後宮の妃からの嫌がらせに負けず真の巫女姫になっていく…というストーリーでした。
     読み返して思ったんですが、やっぱり中盤まではちょっと退屈です。謎めいているヒーローの正体はかなり後半まで明かされないし、それがファンタジー要素と相まって、よけいに謎というか…分かりにくい!(苦笑)
    作者さんの後書きに、なかなか書き進めなかったとありましたが…分かる気がする(^-^;)。
    後半からは登場人物のキャラや立ち位置も把握できてきて読みやすくなりました。最初はヒーローが皇帝だったというパターンなのかと思いましたが、さすがファンタジーだけあって『ああ、そういう事ね』と納得しました(笑)。
    ヒロインは幼さを残す美少女ですが、可愛い感じのキャラで一生懸命ひたむきな性格です。巫女姫になったからと言って何をしたらいいか分からないので、とりあえず水たまりのような神泉にお祈りする所も微笑ましかったです。
     退屈な前半が勿体ない作品だなと感じたのですが、ページ数が多いので、おまけで☆4にしておきます(苦笑)。
    ちなみに…ヒロインに毒舌で手厳しい宦官と、皇帝の形だけの妃のスピンオフが【天佑の綺羅姫】として出ているみたいです。まだ読んでませんが、毒舌とお茶目な皇妃という設定を思うとこっちの方が面白そうかも?

  • 皇帝は華に溺れる 後宮恋物語

    麻木未穂/すがはらりゅう

    淡々と文章を読んでる感じ
    ネタバレ
    2017年11月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 314ページでした。手に忌まわしい痣があるとして恐れられている皇帝のヒーローが、平民のヒロインを見初めて後宮に入れ、ラブラブになるというストーリーです。
    後宮に入ってから何度も命を狙われるヒロインをヒーローに助けられるうちに、出自の低さから自信が無く遠慮がちなヒロインが、ヒーローを深く愛するようになる話がメインに書かれていますが…。申し訳ないのですが私はこの作家さんの文章力がつたなく感じました。淡々と綴られていて、サラーッと表面の出来事を読んでいる気がして、長い話のわりに、印象深いエピソードなどが無いです。主人公達のセリフも堅くて“ほの暗い”ので、色で例えると全体的にグレーかな?(苦笑)。明るい脇キャラとか登場させたらまた少し違ったんでしょうけど…☆彡試し読みは無かったけど、表紙の美麗さもあり期待していたのに、ちょっと陰気な作品で残念でした。
  • 愛夜一夜 捧げられたウェディング

    麻生ミカリ/天野ちぎり

    耐え忍ぶヒロイン系が好きな方にオススメ
    ネタバレ
    2017年11月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 249ページでした。砂漠に囲まれた国が舞台です。災いをもたらす星が現れてから雨が降らず、このままでは枯渇して国が滅びる事になるので、生贄を捧げようと国が画策しますが、それに反対する王子は他の方法は無いのか苦悩し抗う…といったストーリーが主軸です。
    案の定、その生贄に選ばれてしまったのがヒロインで(笑)…金の王子と皆から憧れられ崇拝されるスーパーヒーローに愛されて、最後まで溺愛されるという甘い部分がストーリーに上乗せされています。
     アラビアンなので、占術や神鳥などが出てきて、ラストだけは特にファンタジー要素満載なハッピーエンドになります。
     ヒロインは貧しい暮らしをしていた踊り子で平民ですが、捨て子で色が白く美しいので好色な男達に狙われて可哀想な境遇です。生贄とは知らずに王宮に連れて来られたとはいえ…国民的ヒーローに愛されて、結果的にはシンデレラストーリーになるのかな(^-^)。かなり耐え忍ぶ系のヒロインです。ヒロイン像の好みで評価が分かれるかも?。私はその健気さにウルッときました。
     ☆3なのは…何というか…全然違うんですけど、手塚治虫氏の火の鳥みたいなイメージというか…古代の神話チックな感じで感情移入できなかった…かな。ラブ描写に関しても…生贄は純潔と決まってるので、最後まで一線は越えない所も物足りなかったかな。全体的に【悪くは無いけど物足りない】と感じた作品でした。天野さんの絵は素敵なんですけどね~☆彡
  • コートダジュールは甘い恋の香り

    姫野百合/吉崎ヤスミ

    数日間の旅で惹かれ合う2人の話
    ネタバレ
    2017年11月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 264ページでした。フランスの避暑地ニースが舞台で、伯爵令嬢のヒロインと、アメリカ人ヒーローが、一緒に数日間の旅をして恋に落ちる話です。
    舞台背景からのイメージもあり、表紙そのままの爽やか系のストーリーかな?と私は思います。
     厳格な父親から結婚相手を決められ、嫌々見合いをさせられるヒロインが、その前に、亡き母からの遺言と共に託された香水のルーツをたどろうと、一人で旅に出る所から話が始まります。
    箱入りお嬢様なので、結構世間知らずなために引ったくりにあった所をヒーローに助けられて…といった感じで2人の恋が始まるのですが、ヒロインの危機に都合良く現れるヒーローなので、読者には最初のほうでヒーローが何者なのかは大体想像がつきます(笑)。
    ヒーローはアメリカ人でTシャツにジーンズ姿のざっくばらんなイケメンです。『アメリカ人は野蛮で不良』と教えられているお嬢様のヒロインは初めて見るジーンズに『悪い人』という思い込みがあり最初はツンデレですが、ヒーローを知るにつれて惹かれていき『身分違いの恋』に悩んだりします。
    ヒロインがヒーローをガイドに雇い、香水の産地を訪ねる旅の数日間で、お互いに惹かれ合う話がメインストーリーで、最後に父親との和解やヒーローが実は○○だった!みたいな話でラストはハッピーエンドです。特にこれという事件も無いので緩急が少なく作品として印象が薄いですが、惹かれ合うストーリー展開としては、まあまあ纏まっているかな?と…☆4にしました。TLとしては全然甘さが足りないので私は☆ー1ですが、ラブ描写控え目が好きな方にはいいと思いますよ☆彡

  • 美しき毒舌王の淫愛

    せらひなこ/白城みつこ

    すごく良かった!表紙とイメージが違う☆
    ネタバレ
    2017年9月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 420ページもありました。読み応えアリです!!そして初めてこの作家さんの作品を読みましたが…素晴らしいと思います。しっかり練られたストーリーの中に初恋が成就するまでが書かれていて、予想外にハマりました!一気読みです(笑)。
    内容は…表紙のイメージと違い純愛モノです。作品紹介の文を読んで『陰謀・容疑者』の言葉から、もっとラブサスペンスかな?と思いましたが…、幼い頃にお互い初恋だった相手をずっと想い続け、偶然出会い、もう一度心を通わしていくといった所がメインストーリーです。ヒーローはすぐに初恋の探していた相手だと気付くのですが、ヒロインは昔の優しい彼がまさかの毒舌王だとは後半まで気付きません。忘れられていて面白くないヒーローは、なんだかんだ理由をつけて…他国から歌姫として親善活動で招待しているヒロイン姉妹達を王宮に囲ってしまいます。そこに、ヒーローを狙う無謀がありヒロイン姉妹が巻き込まれる…という事件がからめて書かれています。
    特に、毒舌で手酷く言いくるめるヒーローと、どこまでも優しく美しい聖女のようなヒロインの対比が面白かったです!ヒロインの前ではヘタレになってしまうヒーローなので、笑える所もあります。表紙のような暗さはありませんでした。
    しんみりしたり、ラブラブになったり、事件がらみでドキドキの緊張感もあったり…すごく上手い作家さんだなと思います!ヒロインよりも『ヒーロー頑張れ!何やってんだよ…』と思わず応援したくなるようなストーリーでした(笑)。
    もう一つスピンオフで、めっちゃ有能なヒーローの側近とおませで可憐な妹の恋路の続きを書いて欲しいですね~☆彡


  • 魔道士は眼鏡の奥に淫らな情欲を隠し持つ

    天条アンナ/綺羅かぼす

    インテリ眼鏡イケメンのヒーローが素敵
    ネタバレ
    2017年9月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 307ページでした。この作品は、【魔道王の征服愛】の2年後の設定だそうです。作者さんによると前作を読んでいなくても大丈夫だそうです。(私も前作は読んでいません)
    ファンタジーだし購入を迷っていましたが、表紙の美しさにつられてしまいました!中の挿し絵はヒーローだけ格好いいです。ヒロインは髪型のせいか表紙と別人に思えます(^-^;)。(すごく美しい美少女設定なんですけどね)
    ストーリーですが…。自国では王女なのに魔力を持っているために虐げられて修道院で暮らしていたヒロインが、魔法の国?に来て魔道師になるべく修業をするのですが、その師匠がヒーローです。
    初めて2人が出会ってから2年後、18歳になったヒロインが師匠に対し恋心を秘めつつ暮らしている所からメインストーリーが始まります。
    魔力や魔法はそんな大したことは書かれていません。主にヒロインの恋心や、まさかの師匠からの告白etc.…その他もろもろ個性的なサブキャラとのやり取りが面白く書かれています。(特に、ヒーローの飼い猫が関西弁で厚かましい所がお気に入りです!笑)
    ストーリー自体に大きな波乱などは無く、後半に魔法の国で無謀が起こりますが…無謀ほどではなく悪役キャラによる『ささやかな抵抗』です。
    あくまでも話の主筋は【ヒロインの成長】です。いつまで経っても魔力が使えなかったヒロインが、ヒーローに愛されて、親友や仲間もできて、虐げられていた自国と家族との決別を経て、一人前になっていく…という部分を楽しめる作品です。それを見守っているヒーローが冷静沈着に見えて、ラブ描写では情熱的なので、甘々なポイントもしっかり入ってましたよ☆彡
  • 皇帝陛下の溺愛婚 獅子は子猫を甘やかす

    すずね凜/なま

    激甘!精悍な皇帝と幼妻のイチャコラ話
    ネタバレ
    2017年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 277ページでした。作者買いです。
    この作品は、ただただ甘いばかりのストーリーです!なので、ヒーローにひたすら甘やかされるヒロインの話が読みたい方にはオススメしますが、ドキドキやせつなさや悲哀なんて皆無なので、TL作品意外の部分を求める方には不向きかと思います。そしてラブ描写も多いです。
    内容は、辺境伯爵家の娘のヒロインが、視察に来た皇帝に見初められて、側室として嫁ぎます。皇帝とは倍も歳が離れていて、年の差ラブです。王宮に行ってからは『子猫』のようなヒロインが可愛くて愛らしく…多分作者さんもヒロインの言動を子猫のようにする意識をしたのかな?と伝わってきます(*^-^*)。かなり幼妻なんですけど私は好感がもてました☆。
    後半は、予想通りヒロインを狙う陰謀があるんですが、いつもヒーローが格好良く助けてラストは無事にハッピーエンドです☆
    ☆ー1は、ヒロインをだまして桜を見に連れて行ったベテラン侍女はどうなったんだろう…?と少々気になる所があったから。そんな事件よりも2人の激甘な部分をを楽しむ作品なので…気にしたら負けなんでしょうけどね(苦笑)☆彡
  • 恋する守護天使 ~純情エンジェルと運命の騎士~

    伊郷ルウ/蒼崎律

    絵が可愛い!だけどTLです!
    ネタバレ
    2017年9月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 235ページでした。絵がキレイです!あまりに可愛い絵なので少女コミックにも思えますが…ちゃんとラノベTL作品です(笑)。
    タイトルもまた可愛らしいですが(;^_^A内容もタイトル通りといった感じです。どっぷりファンタジー満載で、『守護天使』のヒロインが自分が守護しなければならないヒーローに恋をしてしまうお話でした。
    人間界に降りてきてヒーローと運命の相手を結びつけようと奔走するヒロイン→不本意にもヒーローと両想いに→身を引こうとするも最後は無事にハッピーエンド…という流れです。
    そしてヒーローの伯爵家にメイドとして楽しそうに働くヒロインが可愛かったです!
    ヒーローは寡黙な騎士で、最初はヒロインに対して淡々と冷たい感じですが、後半は溺愛キャラになります。それに、こんな乙女チックなストーリーなのにラブ描写も2回ほどしっかり入っていて意外でした。あぁ天使が…って感じ(苦笑)。
    ファンタジーなだけに、少し矛盾はあります!ので…細かい点を気にしない方に向いている作品だと思います☆彡
  • 監禁された乙女

    桐野りの/花岡美莉

    特殊能力を持つヒロイン
    ネタバレ
    2017年9月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 222ページでした。人の病や怪我を癒す力を持つ村娘のヒロインと、めっちゃ強引なヒーロー王子の身分差ラブです。
    ☆3にしましたが…☆2.5ぐらいの評価です。悪くはないんだけど…。
    まず、登場人物が少ないです。ヒーロー・ヒロイン・王付きの医者の3人が王宮内であれこれする内容が8割です。他は、ほぼ寝てるだけの王、ヒロインの育ての親、悪役の叔父が少し出てくるぐらい。
    そして、ヒーローがヒロインを囲うのも強引過ぎてついて行けない(苦笑)。悪役に加担する医者の方がまともな人に見えるくらいです。
    ヒロインも王の治癒をイヤと言ってたのに、やらせてくれと頑張ったりして…ちょっとよく分からないなぁ~と思う(^-^;)。
    ヒロインの特殊能力で、王から出ている瘴気やどす黒い触手をねじ伏せるというファンタジーなんですけど、意外にラブ描写が多い割には、なんか淡々として暗いストーリーでした。ラストも身分差は何の問題も無く淡々としたハッピーエンドです(苦笑)。
    甘い雰囲気や華やかさは全く無く、ファンタジーというにも物足りない。花岡さんの絵が好きで購入したのにちょっと残念でした☆彡
  • 策士な王子は小国の歌姫に跪いて求婚する

    七福さゆり/瀧順子

    歌姫の血筋の薄幸ヒロイン
    ネタバレ
    2017年9月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 245ページでした。話のほぼ最初から最後まで、ヒーローがヒロインを守って愛して…という内容です。
    話の最初は…、ヒロインが記憶も声も無くし塔に幽閉され虐げられている状態の所に、ヒーローが結婚の申し込みをしにやって来て、そのまま有無を言わさず(声が出ないのですが)ヒーローの国へ連れて行かれます。
    可哀想なヒロインですが、ストーリーの序盤で早々に助け出されたので、泣くほどではありません(^-^;)。
    そこからはもう、ほとんどラブラブの2人です。少しずつ声や記憶が戻ってくるヒロインですが、自分が歌姫だった事や両親の死など、辛い過去がフラッシュバッグして、常にどんよりと暗い影が漂っている感じなので…ラブストーリーというより『ヒーロー、早く幸せにしてあげて!』と思う作品です(笑)。
    ラストでは、最初から分かりきってきた悪役をヒーローがやっと倒して無事にハッピーエンドです。
    が、ヒーローの危機に歌ったヒロインの歌声に重大な秘密があって、そこが少しファンタジーになります。私はすんなりと違和感なく読めました。
    ヒーローのキャラは“王子様”を絵に描いたような正義感あふれるタイプ。ヒロインは記憶を無くしてしまっているのに一途に愛情を注ぎます。この真っ直ぐで誠実なヒーローの純愛も素敵でした。
    ☆ー1は、歌姫と人魚姫をこじつけてるような気がしたから。わざわざ『人魚姫』を出してこなくてもよかったのでは?と思いますけどね(苦笑)
  • 盗賊王の純真~砂宮に愛は燃える~

    魚谷はづき/坂本あきら

    ちょっとダークなアラビアン
    ネタバレ
    2017年9月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 295ページでした。キャラの好みによって評価が分かれそうな作品です。そして宝石ジャラジャラの煌びやかで美しい表紙につられて購入しましたが…中の挿し絵は別人が書いたの?ぐらいコミックっぽい絵で期待はずれでした。
    ストーリーは、「幼い頃の淡い初恋をお互い忘れられなかった2人が、成長して皮肉な運命で再会してもう一度恋に落ち、ヒーローの負う悲惨な宿命に諍いながら立ち向かっていき、ついに幸せな未来をつかむ!!…といった、少し仰々しい感じのストーリーです。アラビアンだから色々『濃い』んですね(笑)。
    舞台はヒーローが盗賊として住まう大きな洞窟がほとんど。小さな街のようになっていて、なぜそこに人々が暮らしているのか、ヒーローはなぜ盗賊になっているのか?etc.…。拉致されるように連れてこられたヒロインは最初はめっちゃ反発しますが、色々事情が分かってきてからはそこに馴染んできます。すごい気が強い系のヒロインかと思いきや…けっこう可愛くなって…キャラが豹変?!ですがそのほうが良かったです。
    ヒーローは複雑な立場で苦労人です。人物像で言うと『少年のようなヒーロー』です。強くてカッコいいのに可愛く拗ねる、みたいな。
    ストーリー中盤以降は、色んな誤解が解けて、不器用な主人公2人がラブラブになってからは、苦悩するばかりのヒーローもなぜか溺愛キャラになってきて面白かったかな。しかしよくキャラが変わる作品です(;^_^A。ラブ描写は2~3回あったかな?
    ホントにレビューが書きにくい作品で(>.<)全然参考にならなかったと思いますけど…、よくある“シーク”とかの豪華なアラビアンでは無く、砂漠の砂まみれっぽい暑苦しい世界観です。私は☆3.5ぐらいの印象ですが、ちょっとダークな話が好きな方はハマる作品かなと思います☆彡
  • 君がため~蜜夜に奏でる恋の調べ~

    蜜乃雫/五十鈴

    読み応えありのシンデレラストーリー
    ネタバレ
    2017年9月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 473ページもありました。平安モノなので漢字が多くて1回目読んだ時には7割ぐらいしか内容が頭に入らず…レビューをまとめにくくて放置していました。が、今回久しぶりに読み返すとかなり読み応えのある作品だな~と思い☆5評価になりました!
    内容は、ザックリ言うと『継父に虐げられている公家の姫がヒロインのシンデレラストーリー』です。
    序章では、ヒロインが偶然山で負傷して倒れているヒーローを助けるシーンがあり、その後、ヒーローと再会する所からストーリーが展開していきます。
    継父に隠され虐げられているヒロインなので…ヒーローが勘違いして、継父の実子である妹姫(性格悪い)が宮中に召集されるのですが、それに女官として無理やり一緒に行かされる事になって…、そこからがメインストーリーになります。
    読み手には最初からヒーローの身分が大体予想できますが、ヒロインは後半まで気付きません。宮中でヒーローとラブラブなのですが、ある陰謀に巻き込まれていき…ラストは無事にハッピーエンドです!
    結構ちょこちょこと予想を裏切る展開があったりして、よく練られているストーリーでした。不穏な陰謀とラブストーリーが半々ぐらいで面白かったです。ヒロインは可愛くてしっかり者で好感がもてますし、ヒーローも誠実なイケメンで…でもなぜか敬語です。
    ラブ描写も多くないので、ストーリーも重視する方や敬語ヒーロー好きな方にオススメします☆彡

  • パーフェクト愛され人生確定……ですか?

    宇佐川ゆかり/弓槻みあ

    平和な溺愛ストーリー
    ネタバレ
    2017年9月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 値段の割に300ページもありました。なのでコスパ評価を含めて一応☆4つけときます。それに中の挿し絵がめっちゃ可愛いです!
    転生モノは極力避けるようにしていましたが、今回はサブタイトルに気付かず購入してしまいました。
    皇帝のヒーローは、若い時に婚約者を亡くし、それを引きずっていたのですが…その婚約者の生まれ変わりであるヒロインを見つけ出し、もうめっちゃ甘やかして可愛がるといったストーリーです。
    亡くなった婚約者の生き写しのようなヒロインですが、ヒーローが見つけ出した時にはまだ5歳です!!しかもパン屋の娘です!!
    転生モノですが、ファンタジー要素はほんの少しだけなので、すんなりと読み進められました。
    半ば強引に城に引き取ったヒーローはもう24歳で、その日から約12年も待つことになります。18歳の年の差なので…ヒーロー、我慢我慢です。
    70ページぐらいまでは幼少期のヒロインを、いずれ皇帝の妃に迎えられるように教育を任される側近の公爵夫妻の苦労や、実の両親への気遣いetc.…とっても愛らしい幼少期のヒロインの話が書かれていて面白かったです。
    それ以降は10年後に飛びます。(成長したヒロインは婚約者とは性格が違うんですが)ヒロイン自身に惹かれるヒーローや、婚約者が亡くなった経緯と何故ヒロインが選ばれるように見つかったかなどの話が明かされていきます。それに、ヒーローからの愛以外にも、養父母になった公爵夫妻や実の両親からも愛されて愛されて…というタイトル通りの内容になっていきます。
    ラストにはヒロインが、自分と過去の婚約者を重ねて見られる事に苦悩しますが…ストーリー全般は、ほぼ『みんなから愛される可愛い美少女』の話でした。あまり緩急の無い話なので“平和~”な溺愛ストーリーを読みたい方にオススメします☆彡へ
  • 後宮の舞姫 ~太子さまの花嫁選び~

    姫野百合/水綺鏡夜

    切ない乙女の恋心を読みたい方向きです
    ネタバレ
    2017年9月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 303ページでした。同作家さんの“後宮庭園”の次作だそうですが、数十年後になるので内容はリンクしておらず、前作を読んでいなくても全く問題はありません。(前作に出ていた人達のその後が少しわかる程度です。)
    ヒロインは舞が上手な庶民で、ヒーローは皇太子という身分差の恋愛成就ストーリーです。
    舞が習えるという事につられて、皇太子妃候補の集まりである『花嫁太学』(大半は宮中に仕える女官になるが、一人だけ皇太子妃に選ばれる)という、全寮制?のような場所にヒロインが入る所からストーリーが進展していきます。
    そこで繰り広げられる女の世界の嫉妬や友情などに加えて、ヒーローとの恋などが描かれています。…が、ヒーローが最後まで身分を隠しているせいで、ヒロインの舞女になりたい気持ちとは裏腹に、一歩一歩皇太子妃候補に近づいていく(試験などで人数が減っていくので)ために『まさか自分が選ばれる訳が無い』と思いながらも、苦悶が絶えません。
    この作品は、ほぼそういったヒロインの苦悩で占められています(苦笑)。
    ヒロインが清楚で地味目な美少女系なので、脇キャラがグイグイ話を引っ張っていきます。どの脇キャラも良かったんですが、特に皇太子妃ライバルの玉艶は“ガラスの仮面の姫川亜弓”みたいでカッコよかったです!
    ストーリー的にはあまり緩急の無い感じですので、切ない乙女の恋心をしっとり読みたい方にオススメします☆彡
  • 灰被り姫(しんでれら)異聞 ~愛の雅楽は消え去らない~

    伊織みな/吉崎ヤスミ

    全然シンデレラでは無い
    ネタバレ
    2017年9月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 249ページでした。帝の息子兄弟の弟(親王)がヒーローで、兄嫁の女房として宮中に上がった姫がヒロインです。
    ある事故で船から川に落ちて溺れてしまったヒロインは、その時に助けてくれた精悍な美男子が忘れられず…、その人の正体が親王と知り、会ってお礼を言いたい一心で女房になることを了承します。傍仕えの相手は悪名高い超・傲慢なお姫様で…権力を笠にしてこれでもか!ぐらいイジメてきます。でも明るく愛らしいヒロインは頑張って理不尽な要求をこなし、そのうちやっとヒーローにも出会う事が出来て…といった感じで話は進んでいきます。
    こういう“薄幸の美少女”系の作品は好きなんですが、このヒロインはかなり天真爛漫すぎてシンデレラには全く思えませんでした。宮中に上がった動機も不純だし(^-^;)。あと、ヒーローが話の中盤からヒロインの事を好きになっているんですが、接触も少なかったのに、いつ?どうしてラブラブになったのかが少々不明です。ヒーローがヒロインに惹かれるようなエピソードをもうちょっと書いてもらわないと理解できない…(;^_^A。読んでいて、ちょこちょことそういった『?』が積み重なって☆ー2になりました。それとヒーローがだいぶヘタレです(苦笑)。でも、ヒロインが幼そうに見えて結構強いので、組み合わせれば良いカップルなのかも(笑)☆彡あと、ラブ描写は3回ぐらいで普通でした。
  • 隷属の花嫁は執事の愛戯に揺蕩う

    仙崎ひとみ/湯浅あゆ

    ☆3.5ぐらい…敬語ヒーロー好きにオススメ
    ネタバレ
    2017年9月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 211ページでした。作者買いです。ヒロインの両親は悪い人では無いんだけど、金遣いが荒くて困窮している男爵家です。しっかり者のヒロインは家が潰れてしまわないように、16歳になった時に家を出て、裕福な家のベビーシッターをして堅実に働く頑張り屋さんです。そして元は美人なんですが、装う事をしないので地味に見えています。ヒーローは公爵家の執事で、イケメンで頭もよく色々な事をこなす才覚に溢れている人です。
    ストーリーは、ヒロインに公爵から縁談があり、公爵家の執事のヒーローが『公爵夫人になるための指導』を行う…という、割とよくあるパターンの話です。
    だいたい予想どおりの展開ですが、ヒーローが遣える公爵が放蕩バカ息子で、ヒーローを困らせて喜ぶような最低男でした。『公爵への悦ばせ方』という閨の指導までレッスンに入れたのも嫌がらせ?だったのかも知れないけど…ヒーローにとってはラッキーだったのかも?。
    その2人(公爵VS執事)の確執が、最後までドロドロともつれ込んで…その間にヒロインがヒーローへの愛でどんどんキレイになっちゃって…、最後はヒーローがある一大決心をして無事にハッピーエンドになります。
    ☆3.5になったのは、ヒロインがちょっと地味っぽいし、ヒーローは真面目な男なので…何というか華やかさに欠ける感じがしたから。レッスンが基本室内だから仕方ないかも知れないけど。
  • 甘い復讐 淫らな躰

    青砥あか

    二重三重に想像と違った
    ネタバレ
    2017年9月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 150ページでした。600円は高すぎ!割引だったら許せます(;^_^A。そして、なんでこんな表紙なのかなぁ~(苦笑)と、思いますが…中に挿し絵は無かったので良かったです。
    想像外だった所はどこかと言うと…まず、着物とか華族とか出てくるから大正ぐらいをイメージしていましたが、現代だったんですね。そしてストーリーは、もっと色々な事が起こる復讐劇かと思ったんですが、登場人物も少なくヒロインが囲われているマンションが舞台になっていて…不器用な2人が気持ちをこじらせちゃったり、誤解したりしながら、最後は無事にラブラブハッピーエンドになる…という話でした。
    前半は場所移動もあまり無く、マンションでのやり取りがほとんど。それも意外でした。ヒロインがヒーローの優しさに徐々に気付いていくのは良かったです。が、最初はヒーローがほぼ主役だったのに、いつの間にかヒロインが主役になっていて、実はかなりしたたか者だったというヒロイン。ヒーローの存在感が薄くなったのが残念です。
    ページ数が少ないのでラストに起こる事件もバタバタと終わりましたが、もうちょっとヒロインの実家の両親や、ヒーローの不遇な時代などの話を【復讐】というタイトルにちなんで掘り下げてドロドロ描いてくれたら…もうちょっと読み応えがあったかも?と思います☆
  • 愛しき花嫁に運命の花束を

    ゆりの菜櫻/アオイ冬子

    国に翻弄される純愛ストーリー
    ネタバレ
    2017年9月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 220ページでした。“家出王女の大変なバカンス”では自爆(☆1評価をしました)したのに懲りずに同じ作家さんにチャレンジしました。この作品は良かったです!!“まどろみの寵妃”よりも少し劣るかな?と思うので☆4.5ぐらいです。
    ストーリーは、会えなくなってしまった幼なじみと昔交わした結婚の約束を果たす純愛ストーリーです。でも爽やかな感じでは無いです。
    ヒーローとヒロインはそれぞれ『紅の国』と『蒼の国』の王女と王子です。話の舞台は、巫女・宗教・聖水・いにしえの血etc.…などが出てきて中近東?とは違うかな、ナウシカみたいなイメージが近いかも。
    天変地異が長く起こりヒロインの国がいよいよ滅びそうな危機になる所からストーリーが進んでいきます。基本的にはラブラブで信頼し合っている主人公2人ですが、そこにこれでもか!ぐらい災難が降りかかり、それを乗り越えていくというストーリー展開です。
    呪術やヒロインの血筋による能力などが出てくるので、後半はファンタジー要素がありますが、違和感は無かったです。ヒロインは美しく聡明で、ヒーローは優しく逞しいイケメンで…ヒロインが主役といった感じ。ラストはもちろんハッピーエンドですが、淡々とその後が書かれていたので欲を言えばもうちょっと先まで、2人の甘い幸せ生活を読みたかったです☆
  • 王宮の蜜愛~身代わり皇太子と絵姿の美姫~

    宇佐川ゆかり/あぎすけ

    なんだか単調…
    ネタバレ
    2017年9月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 155ページでした。短いのでコスパ低いです!!ストーリーは、作品紹介文を読んで何となく想像したとおりでした。『入れ替わり』モノの話は好きなんですが…何というか、文章やヒーロー・ヒロインの人物像etc.…すべてが“堅い”です!真面目で賢い人達が繰り広げる政略結婚ストーリーです(^-^;)。ヒロインは、かなり美しい美姫という設定なんですが、キャラが堅すぎて思わず『委員長!』と言ってしまいたくなるような感じで…せっかくの美姫設定があまり感じられません。放蕩バカ王子の兄のせいで苦労させられるヒーローも、これまた超真面目なので、ラブ描写はあるものの…全体的に甘さが物足りなくて、私には印象が薄い作品になってしまいました。
    幼い時から決まっていた婚約者の王子とヒロインが交わしていた手紙のやり取りが、けっこうストーリーの重要ポイントになっていて、物語のあらすじ自体は面白いと思うんですけどね。決して悪くはないんですが、登場人物が魅力的に感じられなかったのが残念です。なので…ちょっと堅いキャラが好きな方・黙々と読みたい方にオススメします☆
  • 白銀の騎士団長の過剰な情愛

    すみれ晶/芦原モカ

    ホントに過剰な愛
    ネタバレ
    2017年9月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 222ページでした。3割ぐらいファンタジーが入っている物語です。“森の中の精霊”や“一角獣”などが出てくるので、内容は違いますが、舞台背景に私はもののけ姫っぽい森をイメージしました(人によると思うけど)。
    ストーリーは、一角獣の血筋のヒーローがヒロインを欲して欲してやまない…という一途すぎる純愛を神秘的に描いていると思います。が!…あとがきにもありますが、『真面目におかしいヒーロー』なんです。自身の男性器を『私の角…』と真剣に言ってたりして…なんかウケるんですけど(笑)!!そういうキャラが作者さんの狙いみたいです。
    ヒーローに執着されるヒロインは美しい乙女で、こちらはまともなよい娘です(笑)。そして幼なじみの2人の恋路の邪魔になるような脇キャラが何人か出てきますが…意外に悪役は登場しません。みんないい人です。
    やっとのことで結ばれた2人のラブや、騎士団長としての活躍ぶりも描かれてありますが、ストーリーの読みどころは“清廉潔白”なヒーローが、横恋慕王子に対して超・雑な扱いをしたり、ヒロインへの独占欲が強過ぎて大人げなくてちょっとおかしくなる所などが面白かったです。
    ☆ー1は、2人が再会した時からヒーローが敬語に変わってしまった所でかな。私の好みが傲慢系なので(笑)。敬語責めヒーロー好きにオススメします☆彡 ついでに挿し絵はキレイだからイラスト有りは良かったですよ。
  • 妖艶王に愛された眠り姫

    しみず水都/ことね壱花

    お茶目でちょっと面白いヒロイン
    ネタバレ
    2017年8月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 268ページでした。『眠り病って何ソレ?』と思ったんですけど…オーロラ姫をイメージして購入してみました。…が、ファンタジー要素は全く無く、ちゃんと現実的なストーリーでした☆彡
    序盤の話は…、ヒロインは王女で婚約者がいます。その婚約者がメタボ男なうえに性格が最悪なので、婚約破棄を訴えるも思うようにはなりません。何とか婚約を諦めてもらおうと『眠り病』という妙な事を発案するヒロインですが…読んでみると、なるほど上手く考えたな、と思います!そんな毒を持つヘビなんていたかな?と父王も聞いた時は訝しげにしますが、侍女2人の協力とヒロインの薬草学の知識により、なんとか上手くやっていきます。
    話の本題はその2年後から始まります。ヒロインは薬草で作った睡眠薬を飲みながら眠り姫を演じ、ヒーローの国に嫁いできたまでは良かったのに、眠っている自分にキスしたりしてくる美形ヒーローに困惑するハメになります。
    着せ替え人形のように可愛がられて、毎晩嬉しそうにやって来ては語りかけてくるなんて想定外でしたが、ヒロインは美人ですが面白くてお茶目なので(笑)けっこう笑えるシーンがありました☆。
    ヒーローの問いかけ(独り言)に対してヒロインが寝たまま心の中で返事をするのですが、
    『嬉しそうだな』(違うわ、困っているのよ)…などのやり取りがホントに面白いので、ヒロインが主役のストーリーが好きな方にはオススメです☆彡
    中盤から寝ているのに飽き飽きしてきたヒロインが下女になりすまして薬草園に行き、そこでヒーローと出会ってしまい…といった感じでどんどん話が展開していきます。超美形の割にはイマイチ存在感が無いヒーローが残念だったので、そこだけー☆1にしておきます!
  • 略奪のエンゲージ 花嫁は蜜に濡れて

    斎王ことり/椎名咲月

    怪しげなファンタジー…かな
    ネタバレ
    2017年8月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 329ページでした。強引俺様魔王様のヒーローと絶世の美女のヒロインが…結論から言うと、昔の約束を果たし純愛を実らせるという話です。
    【呪術・魔力・神通力】といったものが満載で、最初は西洋風のファンタジーかと思っていたんですけど、後半からだんだん怪しげな雰囲気になっていき、ヒーローもヒロインも呪術師から『呪い』がかけられていたりして、けっこうアラビアン風になってきます。
    ヒロインは女神と崇められる存在で、幼少期の記憶が無く、王に囲われて生活しています。そして癒しと治癒の能力があるので、どこの国の王からも取り合いになり外へ出さず囲われてしまう存在です。
    このストーリーもざっくり言うと、女神であるヒロインをヒーローと悪役が激しく取り合う…という感じかな?
    独特な世界観なので、後半は特によく読まないと、なかなか明かされない真実に混乱したりイラッときたりしますね。ラストのラストでやっと種明かしがあり一応はハッピーエンドです。
    ☆4ほどじゃなく、☆3~3.5ぐらいかなあ?と思いましたがオマケで☆4にしておきます☆彡
  • 怪盗王子に奪われて

    森山侑紀/吉崎ヤスミ

    ヒーローが主役の話かな
    ネタバレ
    2017年8月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 230ページでした。美しさのあまり…母親と同じく男たらしに思われているヒロインと、めちゃめちゃ女たらしに振る舞っているヒーローが主役です。
    前半は、『怪盗黒薔薇』が世間を賑わす中、読書が好きで賢い控え目なヒロインが(すごく可哀想な状況になっていて)女たらしすぎるヒーローと出会い、強引に連れて行かれるまでの話。
    後半は、離れの城で一緒に過ごすうちに、ヒーローの本当の姿に気付き、怪盗黒薔薇の正体やその理由のアレコレや…、悪政に立ち向かい反旗を翻すヒーローに寄り添い一緒に立ち向かって、ラストにハッピーエンドになるまでの話です。
    このお話はヒーローが放蕩者で女たらしを振る舞っている為か、けっこう脇役が活躍します。従僕・愛人達・将軍etc.…過去にヒーローに助けられた人達が一丸となって悪政に挑む話は格好良かったです!
    異母兄王子を『下女の息子』と蔑んで口の悪いヒーローが悪役を一身に背負う兄弟愛にもジーンときました!
    それに、実はヒロインに純愛だったヒーローの不器用な愛情表現が可愛かったです!
    ただ、特に後半は、よく読まないと少しゴタゴタが多すぎて話が分からなくなります(苦笑)。そこら辺がー☆1かな。
    いちゃラブな部分は控えめで、ラブストーリーと言うより、ヒーローの葛藤や活躍ストーリーを読む感じの作品でした。
    それと、表紙よりも中の挿し絵がすごいキレイで良かったです☆彡

  • 偏屈王と最愛の新妻

    七福さゆり/みずきたつ

    可愛すぎるヒロイン
    ネタバレ
    2017年8月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 245ページでした。そこまで期待していなかった作品でしたが、すごく良かった~!! ヒロインの行動・セリフ等が可愛い過ぎです。泣き虫でいじらしくてホントに愛らしいです。
    純真なヒロインに相反して、ヒーローが複雑な環境で育ち、ぶっきらぼうで少々ひねくれた言葉遣いなんですが…実は優しくて、ヒロインの事を想うがゆえに身を引こうとします。
    離婚なんてしたくないヒロインが、ヒーローに一生懸命気持ちを伝える真っ直ぐさが素敵でした!
    ストーリー的には、特に目立った波乱があるわけでも無いんですが…、超・可愛い性格のヒロインと、ぶっきらぼうなヒーローが結ばれていく展開に、思わずニヤけてしまうような作品です。
    ヒーローから贈られた物は全部大切にし、キャンディーの包み紙すらキレイに伸ばして宝物箱に取っておくヒロイン。それを偶然見たヒーローが『この箱はゴミ箱なのか?』と顔を赤くして言うシーンが1番印象に残りました!☆彡
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    涼原カンナ/風コトハ

    ☆3~☆4の間…って感じかな
    ネタバレ
    2017年8月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 273ページでした。作者買いです…が、今回もまた【傾国の美姫】を越える作品に出逢えず少し残念です(^_^;。
    ヒロインは右大臣だった父を亡くし、後ろ盾を無くして使用人の故郷に肩身狭くお世話になっていたのですが、ある事情で京の屋敷に帰ってきます。使用人の重荷にならないように尼になろうかと考える“元・お嬢様”の健気なヒロインです。
    ヒーローは読まなくても想像どおりの身分のイケメンで、昔、ヒロインの父に世話になった事もあり、色々と困窮ヒロイン屋敷を助けます。そこにヒロインへの結婚話があって…とストーリーが進んでいきます。
    その後、作品のメインの話に入り…、突然宮中に仕える事になったヒロインと、ヒーロー、ヒーローの幼なじみの側近、同じく幼なじみでヒーローの有力嫁候補の利発な乙女、の4人が宮中で繰り広げる恋のから騒ぎ?の話です。
    嫉妬・誤解・思惑・権力闘争など…色々ともつれて絡んで紐解いて、ラストはハッピーエンドです。
    今作品は、宮中の話になってからヒーローの苦悩がありちょっとヘタレ?っぽくなってしまったのが残念です。最初、ヒロインを助けてる時はカッコ良かったのに(>.<)。男らしい傲慢ヒーロー好きにはちょっと物足りないなぁ~…と思います。それに話が分かりにくい所もありましたが、一応オマケで☆4にしておきます☆彡
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