禁惑フェロモン
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禁惑フェロモン

すみれ晶/赤羽チカ

ファンタジーだけど良かった!

ネタバレ
2020年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 235ページでした。ファンタジー要素が満載なので分かりにくいかなぁ?と思いましたが、意外にすごく良かったです。
ヒロインは箱入り令嬢で、日々窮屈で寂しさを感じて暮らしています。そこに突然、花嫁修業を兼ねた行儀見習いで公爵家に行きヒーローと出逢うのですが、聞いてた話とは違い『ある病の治療』と言われて訳がわからないままヒーロー宅での生活がはじまる…といった所からストーリーか展開していきます。
ヒーローは傲慢不遜なイケメンですが、実は公爵でありながらも悪魔退治もできる司祭です。読者も物語序盤はちょっと話が見えないんですが、少しずつ『ああ、そういう事か』とわかってきます。悪魔とか聖女とかファンタジーワールドなのですが乙女なファンタジーじゃなくてホラーっぽい。嵐で窓ガラスがガタガタしてコウモリかバシバシとガラスにぶつかってくるシーンなんて、映画見てるようで怖かった!
で、ラストは悪魔を追っ払ってヒロインも救われて無事にハッピーエンドですが、結構怖いシーンもあり、甘さもあり、ハラハラドキドキですごく良かったです!
最後に結ばれるまでは、ヒーローがヒロインに治療として体に触れたり色々するのですが…、ついついやり過ぎたり所有印つけすぎたりしながらも、よく我慢した!と誉めてあげたいです(笑)
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