箱庭に咲く花~凶相の姫と永遠の恋人~
」のレビュー

箱庭に咲く花~凶相の姫と永遠の恋人~

こいなだ陽日/Яui

短編、85ページです!

ネタバレ
2020年3月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ まさかのページ数にビックリしましたが、短い割に話はよくまとまっています。が!ハッピーエンドのラブストーリーでは無いです。傾国の凶相って何なの?と思いましたが、なんかゾッとする内容でした。ただ古城に幽閉されてるヒロインなのかと思いきや…その力を利用する為にそこに居て、利用している王家も利用されてるヒロインも、めっちゃ疎遠なのに何でタッグ組んでるのか理解できませんね。結局ヒロインが密偵や暗殺者がわりに使われてるし、この先も死ぬまでそうみたいだし。
イケメンヒーローは脇役かよ、ぐらい小者です。実際、ヒロインの愛人にあてがわれただけなのを自分で気づかないし。簡単にまとめると[王家の人間(作中には登場しない)に上手く使われてるヒロインとヒーローの物語]です。
読んでいて寂しく悲しくなるような(感動ではなく哀れみで!)ストーリーでした。読後感はテンション下がります。
この作者さんの『貧乏令嬢ー』のほうが良かったです。他作品とテンションが違いすぎるので作者買いの方は要注意です。
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