姉上。スカートをまくって股を開いて見せてくれませんか?
」のレビュー

姉上。スカートをまくって股を開いて見せてくれませんか?

サクチル/紫真依

コミカライズと印象が違います

ネタバレ
2020年3月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先にコミカライズ版を読んで展開が気になり此方を購入しましたがコミカライズ版と印象が違いました。
話は大体同じなんですがアルトとロレッタの拗らせ、すれ違うもお互い元から愛していて……が好きな方はコミカライズだけ読むのをお勧めします。
冒頭のロレッタの独白が舞台設定に合わず現代的で生々しい言い方です。

ここからは全て私の主観ですが
主人公ロレッタ様の言動がコミカライズより現代的(まるで転生してきた現代に生きるような女性のような口調、思考)、キャラの性格(ロレッタ様と同じ口下手ではない)(ハリエット様は心を読まない、拗らせたヲタ女のよう、良い人には思えません)、コミカライズ3巻で明らかになるかもしれませんがロレッタ様は連れ子等。
本編後半では登場人物の独白等がオタ女のような口調だったり、素人が書く官能小説のような性描写もしくは現代的な性描写(ちょっと仮にも貴族がチェリーイーターだのチェリーだの言うのはなんか笑っちゃいました)、自称婚約者の話では自称婚約者の母に悩める前妻のエピソードが某掲示板の家庭版の書き込みのような感じで生々しかったです……

ですが私的にはロレッタ様がロレッタ語になった理由、血のつながりのない弟とはいえ結ばれるのが可能だった理由、ジョセファン様のローグハーツ家の面白エピソード、弟アルトが思ったより幼い頃から姉ロレッタに欲情していたエピソード等読めて満足です。

最後辺りの作者プロフィールにあるジャンルは私も愛してますし同じ主義なので作者さんには文章力が上がってジャンル確立してほしいですね。
サクチルさんの趣向が私に重なっているのでサクチルさんの新作が楽しみです。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!