このレビューはネタバレを含みます▼
表題シリーズ+あとがき+電子限定描き下ろし+カバー下収録。地味リーマンと彼をストーカーする男。だけど実は高校時代の同級生で…。全201P
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実はもっとボッコボコにされたりするお話かなと勝手に想像して未読でした。でも大好きな秀良子先生の作品だし…とポチり。結果、そんなにボコでなかったー!良かったぁ。今作は地味なリーマン・高瀬と無職のイケメンストーカー・吉野のお話。吉野は高校時代に高瀬をいじめていたグループの1人ということで、向けられる愛情にどう向き合えばよいのか悩む高瀬。行き場のないどうしようもない熱がどんどん加速し爆発する瞬間、そこから変化していく関係性にゾクリ。従順なようで、出来が悪くて、でも…。二人の間に流れる空気が穏やかに変わっていく。どんどん愛しくなる好みの作品でした。あとがきにあるように最後までのシーンはありません。してあげるシーンでチラリしたのは枠線+トーン+小さい○にて。
「この世の果てまでアイラブユー」
地味なリーマン・高瀬とストーカー・吉野のお話。吉野は日々、高瀬をストーカーしていたが、本人にバレてしまい、しかも自分が高校時代に高瀬をいじめていた吉野だと気付かれてしまう。
「犬と神様」
高瀬にバレてから開き直った吉野。毎日高瀬の帰宅を駅で待つ日々。
「シーソーゲーム」全4話
食事したり家に上がったりするようになった吉野との関係。歪な感情はいつしか熱をもって…。チラリは枠線トーンに小さい○にて。キスとしてあげるのみ。
「優男とサディスティック エピローグ」
「あとがき」
5年後くらい?イラスト。
「犬のいる生活」電子限定描き下ろし4ページ
お弁当。
「カバー下」