火傷と爪痕
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火傷と爪痕

雨隠ギド

タイトル秀逸!!名島×古賀編

ネタバレ
2020年3月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『青年発火点』『火傷と爪痕』『青い鳥より』と続く三部作の2冊目は、作家名島×目白の叔父古賀編。非常に面倒な二人で、ラブよりも名島の本質的な話なのでとても苦かった。

前作でもチャランポランにしか見えなかった名島。子どもの頃から父親の複数の愛人が出入りする環境にいたら、あーなるよね。名島風に軽い描写だけど、居場所が無さそうな子ども時代。しかも父親と三角関係とか、貞操観念や常識がそもそも違う。大切な物や自分を大切にする事を知らないフラフラ処世術と火傷の傷痕の大きさにジワッとくる。そんな事を知らずに名島を、怒って怒って心配して世話を焼く古賀は名島には特別な存在で。相容れないタイプだからカチッとハマるのかな。ギドさんの展開って泣く場面でもないのに何故涙が出るんだろう(笑)まぁでも名島はこれからも古賀を振り回す人ではあるね^^;山隈×目白CPが仲良いのが癒し♪お次は2CPの続編!!
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