あした天気になあれ
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あした天気になあれ

ちばてつや

あした天気を読んで

2007年12月5日
プロ・ゴルファーを目指す、向 太陽君の話だ。毎日が、あした天気になあれ、と共に、あした元気になあれ、だ。ともあれ、どのようなことをする場合でも、人にはそれぞれが持って生まれた「素質」というものがある。その素質に努力が加味されて人間は成長していくのだろう。ある物事への完成度を百とみて、素質を五十とみるならば、努力が五十となり、素質が八十なら努力は二十という勘定もできるだろう。しかし、そんな理屈をつけても、素質の度合いなど判るはずがない。それでも、人それぞれに努力の差が違うのだ。それは、素質が努力を呼び込むからかもしれない。更に、目標とするものが、自分にとって望むべきものであるのか否かによって「運」の付きも変わってくるのだろう。素質と努力と目標が相俟った時、「運」が幸せを持って舞い降りてくるのだろう。読みながらそんなことを思った。
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