攻め系女子は、幼なじみに迫りたい。
」のレビュー

攻め系女子は、幼なじみに迫りたい。

一味ゆづる

どっちかというと微妙な一冊

ネタバレ
2020年3月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者の他の作品が良かったので、半額時に購入。
表題作はややヒロインに同情はしたが、相手の男が受け入れにくいタイプだったので、そんなのがいいと何年も片思いしてたヒロインも微妙に感じた。一番ひどいのはヒーローの婚約者だが、そんなのと8年近く付き合ってて何も気づかないとかヒーローお花畑か。指輪のくだりも別れた理由を思ったら速攻捨てたい案件と思うのだが。と基本は鈍感っぽいのに、ヒロインの気持ちには昔から気付いてたとかいうアンバランス。ちょいちょいイヤな要素が詰まっててさっぱり萌えなかった。
2作めは復縁カップル話。こっちもあまり萌えない。学生時代のヒーローはひどいし、あの扱いから好きとか言われてもなあ。疑問符が残る。あと、同じ高校に通ってたのだから、ヒーローが頑張れば当時にやり直せたと思うのが。
3作めは高校時代の部活の先輩後輩が偶然再会して、セ フレになってしまう話。ヒーロー側の方が学生時代から片思いしてたという割に、セ フレ関係。ヒロインの気持ちがわからないからと、ついには社長令嬢と婚約までするのは頭おかしい。愛は度々ベッドの上で囁いていたようなのだが、8ヶ月もの間、健全なデートひとつしないで、所構わずHだけ。それで好きとか言われて信じる女がいるか、という感じ。
4作めは婚活パーティで出会った、元看護師のヒロインと食生活の不摂生で貧弱なヒーローの話。収録作の中ではこれが一番楽しめた。★3つもこの作品に。作品扉のヒーローを求めてページをめくるとあれ?となるが、後半戻るし、ハッピーエンドでよかった。
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