プリンス オブ サハラ
」のレビュー

プリンス オブ サハラ

新田祐克

中世・現代・古代・明治

ネタバレ
2020年3月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一点の絵画を廻るアラブ王子×西洋王子の因縁ある歴史ラブロマン。12世紀と現代を交錯させたドラマチックな展開で、ご先祖組の悲恋は切なく美しいロマンスで。時を経て皮肉な出逢いをした現代組の関係も、ご先祖組のハラハラと錯覚してしまう。陵 辱モノにならず真摯なアラブ王子との純愛とは!!古今二組とも関係の築き方が素敵だった◎ただ現代組のそこからを読みたかった!!

◇同録1:古代大和のみずら&触手モノ。イケメン海神様と斎王と幼馴染皇子と蛸とヌタウナギ?横恋慕蛸の一途な嫉妬に笑った!!その執着愛にも(笑)蛸に多幸あれ!!法悦の意味詮索してみてほぉ〜でした^^;

◇2:明治時代の男弁天。『キスアリキ』の須木組のご先祖・美形エロ兄弟と異人さんの三位一体(笑)英国人病むわ〜『冬の蝉』と微リンクとは!!

どの時代も独創的な世界に入り込めるのに、逃げられた印象^^;もうちょっと展開に捻りと温かみがあればなぁ。
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