このレビューはネタバレを含みます▼
最後生きてるだろうなとは思っても、作者女だし、殺すかもなあと思ってハラハラしました。発表年見てないけど、ケータイだし、昭和だの平成だのゆとりだの言ってるから、ちょっと時代を感じます。10年は前の作品だろうと思いますが、それはさておいて、とにかく一般的には不幸とされる生い立ちの登場人物達が、「普通」に生きていく様を、押し付けがましくなく、さりげなく、それでも愛情たっぷりに描いています。主人公の元いじめられっ子は天使の様で、周りもとにかく魅力的です。文句なしの良作だと思います。