ナガサレール イエタテール 完全版
」のレビュー

ナガサレール イエタテール 完全版

ニコ・ニコルソン

泣くような書き方じゃなくて

2020年3月20日
飄々としてて、「ああ、当事者ってこうかもな」と思った。

「3.11を忘れない」という言葉が、最初のうちは大事な言葉だと思ってたのに、次第に「いつまでも昔の傷をえぐってるんじゃないのか」「彼らを被災者というカテゴリに押し込めているんじゃないか」という気持ちになって、鎮魂は口にせず胸に秘めるようになった。

この本を読んで、やっぱり、一緒に笑って今日を生きていくことに勝るものない、とつくづく感じさせられました。
完全版で婆ルさんのアイスを頬張る姿から見られて良かったです。
ニコルソン先生、次の作品も楽しみにしています!
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