ゴールデンカムイ
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ゴールデンカムイ

野田サトル

北海道痛快冒険活劇!ただし何でもあり

2020年3月23日
1巻出た時一読して「群を抜いておもしろい漫画きた」と思いました。それくらい別格。
「闇鍋ウエスタン」のコピー通り、アクション・歴史・戦争・サスペンス、(アイヌや北海道の)民俗学に自然学、ギャグやパロディ+グロに変態と何でもありです。
キャラクターも皆立ってる。それで破綻もせず、ずっとめちゃくちゃに面白い。
舞台である大正の時代のうねりと北海道開拓史の大らかさが、自由で天衣無縫なストーリーを可能にしたのでしょう。
また作者は資料を大量に読み込んでて、ベッドの上すら本でいっぱいらしいです。
巻末の資料リストは載せきれないので、ほんの一部とか。
取材にも熱心で、真摯な姿勢からアイヌの人に「好きに書いてくれればいい」と言って貰ったそうです。
インプットの量と真剣味が漫画の質とおもしろさに直結してると思います。
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