ボロは着てても心は錦な男になれ





2020年3月26日
ヒーロージャレッドもヒロインアマンダも子供だった事は一目瞭然。どんなことをしても相手の気持ちを自分の側に向けたい気持ちは誰でも同じ、そしてそこにお金持ちも貧乏も関係は無いのです。アマンダにしてみれば彼に纏わりつくたびに金銭をチラつかせるのは、自信の無さがうかがえるし、そこを屈辱的に感じるジャレッドも自信の無さが卑屈になっているのがよく分かる。それにしても荻丸先生は10年待たせるのが好きだなぁと感じ苦笑してしまう。けれど、ジャレッドの成功ぶりは10年は早い。相当な強運。それぞれの想いがどうつながっていくのか、その道程が詳しく描かれて申し分ない。そのプライドの置き所をポイントととした物語に 引きつる痛みがあるが、それの厄介さがよく表れていた。

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ちょびヒゲ さん
(女性/50代) 総レビュー数:0件