ラプンツェル王子の通い妻
」のレビュー

ラプンツェル王子の通い妻

小中大豆/麻々原絵里依

マジでその展開!?と裏切られる面白さ

ネタバレ
2020年4月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1ヶ月に5~6冊ぐらいBLノベルを読むのですが久々のヒット作でした。

登場人物の名前が難解ですごく凝っていたり、出会いが特殊な環境だったり、
覚えきれないほどの登場人物が出てき複雑に絡まったりと、
色々な種類のお話があって毎回楽しいのですが、

今回はシンプルに主人公と一緒に気持ちが上がったり下がったり
急勾配のジェットコースターのように楽しめるお話だと思います。

出会いやそれぞれの境遇が特殊じゃないかと言われると、
主人公:サラリーマン(受)と画家(攻)(お金持ちの)なので、ちょっと特殊なのですが・・・

読み進めていくうちに、
つかの間の幸せ、不安、不安、どーんと奈落の底に、怒り!諦め!そして幸せへと続く・・!という主人公に感情移入すると疲れるだけどそこがすごく面白いお話でした。

○シーンが少なめなのもメインのお話に集中できるところかもしれません。
○シーンに頼ることなくお話がしっかりしている感じがしました。

タイトルの通りラプンツェルのお話がキーになっているのですが、
ラプンツェルのお話をしっかりと読んだことがないので、
読んでみようとも思いました。

最後に、おまけとして、攻め目線のお話がついていて
これがまたいい!
あのときにあんなことを思ってたのね・・って答え合わせをするようで
ニヤニヤしちゃいます。。。

オススメの1冊です。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!