「カーストヘヴン
」のレビュー

カーストヘヴン

緒川千世

続編に期待

ネタバレ
2020年4月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ ☆こんな人にオススメ!☆
→色んなCPの話がみたい
設定がしっかりしていて読み応えのある、ストーリー重視のものが読みたい

一目見て分かるように学校という一種の国の中で存在するカースト制をテーマにし、各々が依存と疑念を感じているような作品でした。実際の学校も陽キャや陰キャなど存在しますし、作中でも出たようにアメリカではもっと事細かくカースト制度が存在しています。
加えて日本は周りの空気を読むことこそが美徳、みたいな風習があるので、その辺も含め丁寧な作品だなと思いました。
〈ガッツリネタバレ〉
にしても本当に誰も彼もが何かに依存しています。
作中では刈野が一番ぶっ飛んでるかのような雰囲気ですが(とはいえまだ未確定要素が多い)個人的に八鳥が一番ヤバいなと思いました。あれは一種の人格操作ですよね…。逆に一番純愛なのは犬飼と殿間のカップルでしょうか。ですが同時に一番悲惨な気もします。バッドボーイズの二人も最高でした。幸せになるといいなあ。
とはいえやっぱり一番は刈野×梓ですね。梓がどんどん(無自覚で?)デレていくのもたまりません。短気なのは確かでしょうが、母親への対応を見るに実際は優しい子なんだろうなと。刈野も(これは完全に無自覚に)梓への執着がうかがえます。5巻は特に最高でした。

実際に存在しているカースト制度をここまで浮き彫りにしてみると、中々考えさせられるものがあります。
それ抜きにもストーリーは良いし読み応えはあるしで素敵な作品です。可哀想な展開が苦手な方は少し読み辛いかもしれないですけど十分に魅力あるものなので是非。取り敢えず現状は続きに期待です!
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