両者が誤解の打破に頑張った





2020年4月7日
「妊娠した」事実に ヒロインターシャ目線では、ヒーロージャレッドは喜びも無く しばらく黙し、結婚するのが得策と結論付けた。しかし、ジャレッド目線でも、彼女に喜びはなく、悩んでいた。各々が、子供が出来たことを喜ばずに、お互いの行動に傷ついていた印象を受けたから拗れたのだ。物語は、ターシャの気持ち主流で進み、彼の心中は後半まで確定要素ゼロで 行動のみが作画されているのが面白いし彼の気持ちもよく分かる。彼にしてみれば、喜び勇んで微笑いっぱいで報告してほしかったのだろうが、結婚まで拒否されて 今までの蜜月は何だったのかと 自分が彼女を愛している同等以上に彼女は自分を愛してくれてはいないのかと悩んだようだ。読み進めるごとに ターシャは身に降りかかる諸々を 苛立ちはしていても上手く躱していく姿が心地よくて私的には満点。何よりも、彼の豆さがくすぐったいし、一途さを、愛情をヒシヒシと感じて羨ましい。そもそもが、「悩み事があるね」なんて尋ねる彼の観察眼に”愛”を感じ取れて 冒頭で痺れた。

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