このレビューはネタバレを含みます▼
表題作+短編+描き下ろし収録。nogi先生、初コミちックス作品。表題作は幼馴染の料理人×リーマンのお話。短編は森で出会った研究者と高校生のお話。ほっこりじんわり癒やし系。★4.5
「焦がれて焦がして」全6話
BLアワードの次に来るBL19位ということでポチり。穏やかそうな表紙も好みです。料理人・悠次は幼馴染のリーマン・総一に子供の頃から片想いしていて…。あたたかみを感じる優しい絵柄がいい雰囲気。二人の感情が丁寧に描かれていて、ちょっとしたことで歌い出したくなる感情や、家族愛のような感情からの移り変わりも納得。気持ちが通じてからの照れくささもなんかわかるなぁ。個人的な萌えポイントは総一の「僕」呼び。どうしたって「俺」っぽいのに「僕…」と話す姿がなんだか無性に可愛くってニマニマしちゃいました。誰よりも理解しあえる二人が、ずっと先まで一緒にいることを自然に考えているあたりにじんわり。優しい気分に満たされる癒やし系作品でした。描写は白抜きにて。
「ある日森の中で」
タイトル通り、森の中で出会った研究者・森杖と高校生・モエギのお話。家に泊まることになった森杖と過ごすうちに、モエギは…。短編です。
「描き下ろし」8ページ
バイト・沼亀くんのコンサートに出掛けて…。本編で沼亀くんのちょっとズレた発言が楽しかったので、彼の晴れ舞台(とはいえ1コマ)が見れて良かった。