このレビューはネタバレを含みます▼
今作も晴夜さん35歳。明くん21歳の年の差cp。
互いが探し求め、辿り着いた相手。
明くんの喪失感。囚われた過去。その全てを大人の包容力で受け止め、ゆっくりと距離を縮め解放した晴夜さん。そして、又同じような喪失感を、明くんに与えてしまうだろう自分に、何を思い、明くんをどう愛したのだろう。
でも、二人が最後に交わす合言葉を幸せそうに伝え合う姿に、それまで過ごしてきただろう幸せな日々を想像することができ、涙がとまりませんでした。
明くんの未来が、彼に寄り添ってくれる心春ちゃんや、
[アニパー][ライフ]で繋がった4cpの面々と共に、明るく幸せなものであることを感じさせる素敵なEND。
今作は、シリーズ全4作の中で、一番現実的で辛くもありますが、人と人との出会いと別れ、愛し愛されること、生と死等様々なことを考えさせられる作品で、個人的には、シリーズの中で一番好きな作品です。