オパール文庫6周年スペシャルアンソロジー シンデレラエロス
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オパール文庫6周年スペシャルアンソロジー シンデレラエロス

石田累/シヲニエッタ/宇奈月香/蘇我空木/吉桜美貴/りりす/ゆめきよ/園見亜季/篁ふみ/Fay/南国ばなな

6名の作家さんのアンソロジー

ネタバレ
2020年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 石田累さんは女性SPと外国人セレブ。しっかりした設定と緊迫したストーリーで、短編で終わるにはもったいないお話だと思いました。これはぜひ長編で読みたい!
シヲニエッタさんは既刊の番外編。人物名が多く説明は少なく、これ単独で読んでもよく分からなかった。既刊ファンの方は楽しめると思います。
宇奈月香さんは失恋直後に出会ったアーティストとの恋。ヒロインがお嬢様育ちのわりには軽率で考えも浅はかで、あまり好きになれませんでした…。
蘇我空木さんも既刊の番外編。こちらは既刊で出てくる登場人物やエピソードについての説明が適度にあり、このお話単独でも楽しめると思います。よくまとまっていておもしろかった。
吉桜美貴さんはホテルスタッフと外国人セレブ。これぞ王道という感じのシンデレラストーリーです。難しい設定もなくお話の雰囲気も明るくコミカルで、とても楽しく読みました。
りりすさんは年下の彼との再会愛。セレブ感はあまりなかったけど、ヒロインが一生懸命で好感が持てたし終盤の種明かしで笑った。これもとてもおもしろかったです。
最初はお高いなーと思ったけど、初めての作家さんのお話も読めたし、全体的には満足。なかなか楽しめるアンソロジーだったと思います。
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