イエスタデイをうたって
」のレビュー

イエスタデイをうたって

冬目景

とても丁寧な作品

ネタバレ
2020年4月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 登場人物の関係性、それぞれの葛藤や心情の変化がすごく丁寧に描かれています。
読み終えてみると少し切なく、でも心地よい余韻が残ります。
特に最終巻の陸生と榀子のやり取りは淡々と描かれてますが、それまでの関係性の描かれ方が丁寧だからこそとても胸に来るものがあります。
淡々としすぎていて劇的な展開は少ないのでそこを退屈と感じてしまう人はいるかもしれませんが、僕はとても面白かったです。
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