作者さんのセンスが光る作品

「生贄の〜」を読んで気になり始めた作家さんの既刊をポチり。やっぱり絵が綺麗でとても好みです。細かいところまで丁寧だし、登場人物の表情も豊かで惹き込まれました。加賀先生のドヤ顔とか、こちらがイラッとするほどのドヤ顔でした笑。
メインのキャラは少女漫画からエロ漫画に転向した漫画家・加賀先生（格好いいけど若干コミュ障気味）×加賀先生を崇拝するアシスタント・文月くん。こちらの作家さんの受けは小柄で可愛い系がデフォルトなんでしょうか。文月くんも然り、小柄で可愛らしい感じで、服装はジェンダーレス男子系？です。個人的に可愛い系・綺麗系の受けが好みなので気になりませんでしたが、ちょっと女子っぽすぎると思う方もいるかも。でも中身は意外としっかりしているし物怖じしないし、何気に加賀先生よりもしっかり者です。一方加賀先生は、スラッとしていて格好いいのにちょっと残念な感じが良いです。結構早い段階でくっついて、そこまで山あり谷ありなわけでもないのでサラッと読めますが、そこかしこにに散らばる作者さんのセンスがキラリと光って終始楽しく読めました。
すごいエロいわけではないですが、極薄トーンで目をこらせば見える感じの甘め修正なので、絡みシーンもストレスなく読めました。