4月の東京は…
」のレビュー

4月の東京は…

ハル

めちゃくちゃ苦しい

ネタバレ
2020年4月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前半は、攻めくんの視点で話が進んでいくので物語の進行とともに少しずつ蓮くんとの過去が明かされていく感じです。情報が小出しにされるので、続きが気になってどんどん読み進めてしまいました。前半視点では、攻めくんが鈍感、というか蓮くんの核心部分を知らないので、読みながら 片思いなんかぁ頑張れ押せ押せという感じで応援しながら読んでいましたが、後半はもうだめです。しんどい、切ない、悲しい蓮くんの過去、、、。トラウマものとか受けが酷い目に遭う系の話好きなんですが、これはちょっとこたえました、、、。なんで急に肺炎になって緊急治療室に運ばれたのか分かりませんが、蓮くんの自己犠牲がいきすぎてる、、、。フランス語分からないままフランスに飛ばされてそこでも酷い目にあって、攻めが生きてるってことがわかったって、それだけで頑張れるってなんて健気な子なんだろうって読んだ後、何時間も放心状態になりました。もう読み返したくないくらい、しんどいです。でも、ここまで登場人物に感情移入してしまうってことは、作者さんの魅せ方が上手いんだろうなぁと思います。だから星5です、、、!! 最初から情報が明かされていれば多少しんどい展開だったとしても、こうゆうストーリーかぁで読み進められましたが、途中で蓮くん視点に変わってそこから明かされていきます。なので前半に感じていた蓮くんの印象が優しくてかっこよくて困ったとき助けてくれる強いキャラだったのがいっぺん、ガラッと変わります。ただ攻めくんが大好きで守りたくて自己犠牲が激しい子、、、そんな印象に変わりました。あぁぁ早く攻めくんにも、気づいてほしいですね。感情移入しちゃってめちゃくちゃしんどいけど、蓮くんみたいなキャラ大好きです。強いて言うなら完結してないって知らなくて買っちゃったので、全部揃ってから一気に買えばよかったなぁという後悔があります、、、、
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