無限の住人
」のレビュー

無限の住人

沙村広明

5巻まで読みました

2020年4月23日
仇討ちを誓う"凛"に協力者として加わる不死の男"万次"の物語。
これまで見てきた剣戟ものマンガと比較しても、より殺すこと、人が死ぬことへの掘り下げ、リアリティがあります。
また、主人公の万次が万能というわけではなく、技量はそこそこできるが天才肌というわけではなく、苦戦もするし人を殺めるということについても哲学がある、というところも人間味があって興味深い。そうした中で「どう勝つか」、「どう戦いを閉めるか」という戦闘シーンは先が読めず引き込まれていきます。味方陣営だけでなく敵キャラも人間味豊かで、登場人物たちが簡単に善か悪かで片づけられない立ち位置にいるのも興味深い。
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