私は悪役令嬢なんかじゃないっ!! 闇使いだからって必ずしも悪役だと思うなよ
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私は悪役令嬢なんかじゃないっ!! 闇使いだからって必ずしも悪役だと思うなよ

音無砂月/あららぎ蒼史

もやもや

ネタバレ
2020年4月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ ラノベの中では心情が丁寧な作品だったと思います。ただ、個人的に主人公は最後まであまり好きになれませんでした。あまりに「悲劇のヒロイン」ぶりすぎる。悪役令嬢ものは主人公が元気だとか策士だとかを面白く読んでいますが、この主人公は陰気に思うし、優しさは作者の「とてつもなく不憫な生い立ちという逆境でもこんなにも優しい子なの!いいこでしょ!」アピールを感じて不快でした。
また、首をかしげるシーンが多かったですね。主人公をシンデレラにするための軽率なキャラが多すぎます。
光の加護ももらった!はご都合主義すぎてわらいました。依怙贔屓極まりすぎ。それで、なんで褐色じゃなくなったんです?黒髪のほうでもよかったですよね。それにそのシーンは必要でした?「作者様が褐色を差別してる」もしくは「忌避の象徴としてとらえている」ために「主人公が受け入れられるには肌の色を変えなきゃ!」と思ってそのようにしたとしか思えません。考えすぎでしょうがあまりにも主人公ちゃんかわいーかわいーしてるので勘繰ってしまいますね。
それから最後の戦争のシーン。忌避されるまでならまだしも、戦闘シーンにおいては最初から無双確定なのだから危険もへったくれもないわ。完全に蛇足。
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