もう一度読みたくなる小説





2020年4月27日
19世紀末、産業革命でイギリスが大繁栄を迎えていた頃のロンドンが舞台。
イギリスといえばオカルト好きなイメージがありますが、この本はそんなイギリスにはびこる偽オカルトを暴く、通称「幽霊男爵」エリオットの活躍が描かれています。
5つの短編で構成されている本で、1つ1つは短いものの、それぞれの内容が濃く、読む手が止まらなくなるような本でした。キャラも大分濃いですが、中身も大分濃いです。軽やかなページ数で各話それなりに重たい話をぶっ込んでくる辺り、栗原先生らしい作品だと思います。
ネタバレになるので中身は言及しませんが、5つの短編で構成されたお話の、全てに冒頭から何らかの違和感があり、それが読み進める中で「こういうことだったのか」と短編内できっちり解決される作りは見事でした。
各話最後まで読んだ後、もう一度目を通したくなる構成でした。
各話読み終わった後に表紙をマジマジと眺めて、「ああこれか...」と思ってほしいところです。
続編を期待しております。
イギリスといえばオカルト好きなイメージがありますが、この本はそんなイギリスにはびこる偽オカルトを暴く、通称「幽霊男爵」エリオットの活躍が描かれています。
5つの短編で構成されている本で、1つ1つは短いものの、それぞれの内容が濃く、読む手が止まらなくなるような本でした。キャラも大分濃いですが、中身も大分濃いです。軽やかなページ数で各話それなりに重たい話をぶっ込んでくる辺り、栗原先生らしい作品だと思います。
ネタバレになるので中身は言及しませんが、5つの短編で構成されたお話の、全てに冒頭から何らかの違和感があり、それが読み進める中で「こういうことだったのか」と短編内できっちり解決される作りは見事でした。
各話最後まで読んだ後、もう一度目を通したくなる構成でした。
各話読み終わった後に表紙をマジマジと眺めて、「ああこれか...」と思ってほしいところです。
続編を期待しております。

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