フォロー
0
フォロワー
0
総レビュー数
5
いいねGET
2
いいね
0
レビュー
今月(5月1日~5月31日)
レビュー数0件
いいねGET0件
シーモア島


投稿レビュー
-
ワケあり年下王子と純情女スパイ~任務で結婚のはずが溺愛されてます~
落ちこぼれ女スパイの奮闘2024年12月6日ちょっとした縁のある訳アリ王子に懐かれちゃった落ちこぼれ女スパイがちょっとズレつつも頑張る話です。
ストーリーがめちゃくちゃしっかりしており、最後まで展開が全然読めず、ハラハラしながら読みました。このタイプのの小説でここまでしっかりしたストーリー性があるのはいい意味で予想外で面白かったです。読み返してあーーー!!ってなる部分もある。
よくある疑問の「王子は何でこの女スパイが好きなの?」に納得感があるので違和感なく読めるし楽しめます。
続編あったらいいなーと思ってます。いいね
0件 -
おんてんシリーズ第四段2024年12月2日新人市役所職員の美郷がヤンキー風味な大家の怜路と一緒に、怪異なトラブルに対処するおんてんシリーズ。コミカライズもよかったがやはり本家の小説は情報量が圧倒的。
表紙からしてイラストがめちゃくちゃ美麗なのだが、小説から読み取れる登場人物たちもイラスト通りの美形で、そんな彼らが辛い過去を抱えながら事件に挑む姿が本当に美しくて...
巻を重ねるごとに話のスケールも精緻さも上がってく感じがたまらない。手に汗握る展開も多い。
それに徐々に存在感を増してくマスコットキャラのしろたさんが超可愛い。
とにかく早く続きが読みたい。いいね
0件 -
日常に潜むほろ苦さと優しさの物語2020年5月28日短編(というにはそれぞれボリュームがありますが)3話で構成されている、イケメンだけどやや残念な探偵壱弥と、助手を務める弁護士を目指す女子大生ナラのお話です。
3話とも日常に潜むほろ苦い経験を題材としており、読みての中には、物語と似たような体験をしたことがある人もいると思います。現実ではあまり思い出したくないような過去たちです。
けれど、京都という、大多数の日本人にとってある種の憧れを抱く土地で生じるそれらの日常は、不思議と優しく響く京都言葉と壱弥の存在を通して優しい物語へとかわり、どこかホッとするような、どこか儚さを感じるような物語へと昇華されていました。
作者さんが京都在住ということで、読むことで京都の街中をそのまま歩いているような感覚を持てるのも良かったです。大福食べたくなります(笑)
沢山の経験をしてきた、大人の女性と京都好きさんに読んでもらいたい本です。いいね
0件 -
もう一度読みたくなる小説2020年4月27日19世紀末、産業革命でイギリスが大繁栄を迎えていた頃のロンドンが舞台。
イギリスといえばオカルト好きなイメージがありますが、この本はそんなイギリスにはびこる偽オカルトを暴く、通称「幽霊男爵」エリオットの活躍が描かれています。
5つの短編で構成されている本で、1つ1つは短いものの、それぞれの内容が濃く、読む手が止まらなくなるような本でした。キャラも大分濃いですが、中身も大分濃いです。軽やかなページ数で各話それなりに重たい話をぶっ込んでくる辺り、栗原先生らしい作品だと思います。
ネタバレになるので中身は言及しませんが、5つの短編で構成されたお話の、全てに冒頭から何らかの違和感があり、それが読み進める中で「こういうことだったのか」と短編内できっちり解決される作りは見事でした。
各話最後まで読んだ後、もう一度目を通したくなる構成でした。
各話読み終わった後に表紙をマジマジと眺めて、「ああこれか...」と思ってほしいところです。
続編を期待しております。