悪役令嬢後宮物語
」のレビュー

悪役令嬢後宮物語

晴十ナツメグ/涼風

ストーリーがひたすら微妙

2020年5月9日
「作者ラノベ以外の本ちゃんと読んだことある?」という印象が拭えずの低評価。「悪役令嬢」というジャンルで主人公に捨てられるタイプのポンコツ王子なのに、主人公が「婚約者」ではなく「妃(恐らく后候補)」に置いてしまったなら「絶対に」王子と結ばれるエンドじゃないといけないんだけど大丈夫なのか。例えば忍者みたいなやつとフラグ立ててるけど、側室(妃)が不義密通したらみんな大好き中世ヨーロッパでは斬首刑だし、婚約破棄じゃなくて離縁になったら社交界で死んだも同然なんだけどその辺ちゃんとわかってる? 原作でこのあと起死回生のストーリーが出来ているとは到底思えないんだが。それとも寵姫ちゃんとやらほったからしでラブラブになるのかい。既存の悪役令嬢のアンチテーゼを書きたいんだろうけど、ただの無計画な逆張りになっていて興醒めした。あと声を変えて寵姫とコンタクト取るところもどうなの? 本人が既に顔で判断してないのに偽り続ける意味がないでしょ。これただ作者がこういうシーン入れてみたかっただけだよね?
レビュー欄を見て2巻完結だと知ったが、「2巻配信中」表記なのはどうなんだろう(完結の場合は「完結」表記なのに普通)。個人的には1巻で微妙だなあと思いながら2巻で買うのやめようと思いながら買ったので、続こうが続くまいが割とどうでもいいしそこは評価に影響しません。絵は中高生の描いた絵みたい(オリジナル漫画はそうでもないのかな?)で、好きでも嫌いでもないです。
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