このレビューはネタバレを含みます▼
ひとつひとつのエピソードはいいのに、全体に端折りすぎて勿体ない気がしました。
10巻くらいまで読んでもナカバたちに感情移入できないままで、あれ、もう終わり?という感じでの完結。
根本的になぜシーザとナカバがそこまで魅かれあったのか細かく描かれていないので、ふたりが離れることになってもそんなに切なく見えないし。
あと、人が簡単に死ぬ。シーザの兄王子から始まり、え、もう死んだ?みたいな。刻のアルカナがうまく使えなくても(でもいきなり使えるようになってる)ナカバ自身がもっと強くなり皆との絆を深めていく様子が見たかった。
唯一深いと感じたロキとの絆も、死で終わらせて欲しくなかったと思います。
面白くなり得る話だと思ったから、ちょっと残念。絵ももう少し目を引く描き方があると思います。