月光の囁き
」のレビュー

月光の囁き

喜国雅彦

不思議な深い愛

2009年9月2日
最初は読むのをためらったけど、最後まで読んでみて、奥が深いと感じました。ただのエロ漫画ではなくて、人間がリアルに描かれてます。読み終わってもまだこの作品の世界観に引き込まれている感じです😌
剣道が強い中3北原紗月と同じ剣道部の同級生日高拓也とのお話です💡
日高君は真面目でしっかりものな性格です。けど最初っから、好きな紗月に対し一般常識では一口に変態という行動をとってます😁かなり異常な。
でも、本当に紗月に対して深い愛を持っているんです。今では日高君、すごいと思います。「そこまでするの!?」ってくらいびっくりしました。
紗月は、好きになった日高君が変態だったことに傷付き離れようとするけど…
不良から命がけで助け、傷跡まで負った日高君を遠ざけることは出来なくなった。
その時、紗月は日高君のことが本当に好きになっていたんだと思う。本当に感動する場面です!
変態だったと裏切られた気持ちを憎しみに変えて、紗月はどんどん酷いことを日高君に要求するようになる。けどそれは愛情の裏返しなのかなって分かってきます。
すれちがった2人の想いが本当に切なくて胸が痛みました…
最後読み終わって、これも2人の中でだけで正当化されるひとつの愛なのかなと思いました。ただ切ない気持ちは残りました😢
最初、変態行為にびっくりしますがぜひ最後まで読んでみてください!
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