9番目のムサシ
」のレビュー

9番目のムサシ

高橋美由紀

ムサシにあって、アズミにないもの

ネタバレ
2020年5月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無料にて一連のシリーズをお試し中。初代シリーズから20年以上経過かつ現役シリーズ連載中という、息も巻数も怒涛に長いシリーズなのですね。どの順番で読むのかわからず、口コミとwikiで確認しながら試し読みしています。

版元含め、ふだんあまり読まない系統なのですが、口コミの良いも悪いも読んで良さそうでしたので試しています。

どの口コミにも出ていなさそうだったのであえて書きますが、ムサシ(本名気になる)は読んでいてその無敵さや女性の刺客(のような存在)ということで、あずみを思い出しました。まぁこちらの舞台はほぼ現代なワケですけど。あずみと同じくらい無敵で、ムサシの方が無表情で風貌はかなりクールですが、性格的にはそっと寄り添うような人間性や女性らしさがムサシにはあるな、と思いました。

慎吾を見守る母性的な眼差し、慎吾との10代から続く長い関係性や愛は青年漫画のあずみよりやはり女性漫画として描かれているだろうこちらの方がより細やかに描写されてますね。

読んでいて突っ込みどころもそこそこありますが、他の方の口コミにもあったように最後はムサシとその組織がまとめてくれるようなので、スカっとするし、安心して読み進められます。

ちなみに口コミで多く見かけた「慎吾ムカつく」評も先にそういった口コミを見ていたことで、事前のハードルが相当上がっているのか、「これか、確かにムカつく!」と怒りのやり場を見つけています。

連載中とのことですが、どうぞハッピーエンドでありますように。いろいろ言いたいことを長々と失礼いたしました。
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