極悪人のバラード
」のレビュー

極悪人のバラード

月東湊/榊空也

居場所探し

2020年5月19日
攻めは最初は、極悪人だったのですが、中盤以降は心が弱くて壊れていく人、という感じでした。それはもう、ガラガラと。
タイトルと表紙から、冷たい攻めが健気な受けの愛に目覚め、溺愛になるパターンでしょ、と思っていて、まぁ実際にそうだったんですが。
攻めの、大人なのに常軌を逸した不安定さが、読んでいて怖くなる程で、読む手が止まりませんでした。受けが幸せになるまで何度も驚かされ時間もかかりましたが、最後の糖分補給はしっかりあるので、読後感は良いです。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!