このレビューはネタバレを含みます▼
他で購入した作品ですが、とても面白い作品なのでシーモアさんでもレビュー。2001年〜2002年にかけて描かれた作品。私は2017年に購入して読みましたが、今でも心に残っている作品です。たま〜にではありますが、読み返しもしております。元々学生の頃、県立原島工業高校という少女漫画を読んでいて、何となく記憶に残っている作家さんだったのですが、まさかBLを描いているとは思わず、コチラの作品を見つけた時は凄く驚きしました。思わず購入して読んでみると、とても雰囲気がよく、ストーリーの構成にセンスとオリジナリティを感じ、今では読めないタイプのBLだな…と思いました。そして色々納得。県立原島工業高校は、多分?25年ぐらい前に読んだ作品なのに、何となく雰囲気の良さ、面白かった記憶が残っていたし、やはりストーリーセンスが良い作家さんだったんだろうな…という結論に至りました。
セ/フレではなく、心と身体の一致.両想いの人を求めて、色々な男性達と身体を重ねる、生粋のゲイ.水井恭一(受け描写もありますが、殆ど攻めです。)の男性遍歴のお話。恭一は普段はクールで軽い感じではありますが、実は情熱的で一途。そのギャップがとても魅力的でした。最終的な恋人.友君に辿り着くまで、他の男性達とのエピソードも、とても面白かったです。妹とのやり取りなども含め、BLでありつつ人間ドラマの部分も大きような感じがしました。何回かエロ描写があるのに、ソフトにあっさり…orz。ストーリー重視の作品だからしょうがないのかな…。流石に絵柄に古さを感じますが、古いながらも綺麗で見やすい絵柄だとも思うので、サンプルでチェックしてみて大丈夫そうなら、是非読んでみてくださいm(_ _)m。読後感の良い、一風変わった.ストーリー重視の作品が楽しめると思います(*^ω^*)。
※1冊丸ごと表題作、179ページです。