直接確かめられれば





2020年5月20日
HQに多い、一体何を信じるか、という話。
接近禁止命令ってストーカー行為やDVによる被害者自身からの申し立てで行われるものと思っていた。
このタイプの話で、より不可解なのは、妨害の理由よりも、張本人について後になって、そうだったのか、となること。そこメインにストーリー作りがあるから、なのだけれども。
そして、仲を割いておきながら、よかれと思ってやったこととして、仕組んだ人間が甘く迎え入れられること。この手の行き違いは罪深く、数年単位(5年超が大宗)の時間の空費がある。出会った直後から比較的短期間で収束する、誤解と罵倒物の「傲慢」系とは全く同列には置けない被害を及ぼしている。そして、「再会」無くば悲しすぎる別れ方、当人たちに落ち度のない、完全な第三者の横やりによる不幸。
彼も、「復讐」の対象がぼけている。再び会ってしたかったことは何かを絞っていたわけではない。
ヒロインは辛い目に遭いました、でも彼もひどい目に遭いました、お互い未練を残して気持ちがすれ違ってます、だけでは読み手に状況を知らせるためだけのストーリーに感じてしまう。そもそも「精査」したか疑惑も。父親の行状調べは出来たが、企業トップ達の社交界では直ぐに事情通が現れる事を、彼は知らなかったという。そのための「アメリカ」での起業で、ベールに包まれた実業家、という設定としたのだろうが、経営責任者なら業界で姿を隠し続けていられるか?1か月前まで社長令嬢が知らない?優秀と評判なのに?
そもそも最初の企業訪問日に情報収集は済ませるものだろう。
メインキャラ二人の間の誤解解消に、もう少しドラマティック描写を見たかったと私は思う。二人がこれまでを埋め合わせるだけ確かに再び結び付いた、というのを見届けさせてもらわないと、あなたたちそれでもういいんですか、とされた側の事件決着感足りたように見えないというか。
ヒロインの理解者が多くて、購読前レビューで覚悟した厳しさは、読んでみたら日溜まりいくつもあると感じた。
語り合って、理解しあって、真相を確認しあって、というプロセス、が私には物足りなかった(頁数の問題ではない)。
ギリシア富豪というが、ギリシャ系の米国人?。コネクティングルームの仕切り扉は二枚と思ってていたが、一枚というのもあるのか。
若い男性が多く登場するが、どこかキャラ被り感強い人物造形に見えた。
3.5のつもりで。
接近禁止命令ってストーカー行為やDVによる被害者自身からの申し立てで行われるものと思っていた。
このタイプの話で、より不可解なのは、妨害の理由よりも、張本人について後になって、そうだったのか、となること。そこメインにストーリー作りがあるから、なのだけれども。
そして、仲を割いておきながら、よかれと思ってやったこととして、仕組んだ人間が甘く迎え入れられること。この手の行き違いは罪深く、数年単位(5年超が大宗)の時間の空費がある。出会った直後から比較的短期間で収束する、誤解と罵倒物の「傲慢」系とは全く同列には置けない被害を及ぼしている。そして、「再会」無くば悲しすぎる別れ方、当人たちに落ち度のない、完全な第三者の横やりによる不幸。
彼も、「復讐」の対象がぼけている。再び会ってしたかったことは何かを絞っていたわけではない。
ヒロインは辛い目に遭いました、でも彼もひどい目に遭いました、お互い未練を残して気持ちがすれ違ってます、だけでは読み手に状況を知らせるためだけのストーリーに感じてしまう。そもそも「精査」したか疑惑も。父親の行状調べは出来たが、企業トップ達の社交界では直ぐに事情通が現れる事を、彼は知らなかったという。そのための「アメリカ」での起業で、ベールに包まれた実業家、という設定としたのだろうが、経営責任者なら業界で姿を隠し続けていられるか?1か月前まで社長令嬢が知らない?優秀と評判なのに?
そもそも最初の企業訪問日に情報収集は済ませるものだろう。
メインキャラ二人の間の誤解解消に、もう少しドラマティック描写を見たかったと私は思う。二人がこれまでを埋め合わせるだけ確かに再び結び付いた、というのを見届けさせてもらわないと、あなたたちそれでもういいんですか、とされた側の事件決着感足りたように見えないというか。
ヒロインの理解者が多くて、購読前レビューで覚悟した厳しさは、読んでみたら日溜まりいくつもあると感じた。
語り合って、理解しあって、真相を確認しあって、というプロセス、が私には物足りなかった(頁数の問題ではない)。
ギリシア富豪というが、ギリシャ系の米国人?。コネクティングルームの仕切り扉は二枚と思ってていたが、一枚というのもあるのか。
若い男性が多く登場するが、どこかキャラ被り感強い人物造形に見えた。
3.5のつもりで。

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