カーストヘヴン
」のレビュー

カーストヘヴン

緒川千世

完結後レビュー。幸あれ

ネタバレ
2020年5月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず初めに、カーストヘヴン完結おめでとうございます!
以前にもレビューを残してましたが、また改めて書きたくなってノコノコやって来ました。

結論から言うとみんなちゃんと報われます。
メインである梓と刈野は互いに不器用で沢山の遠回りをしてきた、ゲームから始まった関係だけれどその中でも徐々に惹か合い成長していく2人の姿が作品を通してよく分かります。
特に梓は甘え方や人との繋がり方が分からないから刈野の "なんの鎧がなくたって俺らは繋がれる" と言った言葉は簡単な告白の言葉よりも梓の心に沁み渡る自分の人生を肯定できる言葉だったんだなと思いました。(まずここで泣いた)

それから卒業後ではそれぞれの道へと進み大人になっています。誰一人欠けることなく。
梓と刈野は後も関係はそのまま。ちゃんと独立した梓と変わらず外面の分厚い刈野の幸せな二人の姿を拝めるので満足です。(他のカプの未来もちゃんとえがかれています。)

結論二人だけでなく出てくるみんなが互いの存在の尊さを理解して感じてこれからも生きて欲しいと思う作品。私たち読者は8巻までしか見守れませんがこれからも応援しています。

みんなの明るい未来が見えたラストにまた涙しました。
因みにですが屋上セッ久している時梓、刈野に好きってボソッと言ってますよね、、いや絶対言ってるんだよあれは、、と1人で考えてました。どうせなら刈野からの盛大な愛の言葉の一つや二つ聞いてみたかったのもですね。(笑)

素晴らしい作品を世に出して下さった緒川千世先生、ありがとうございました。
長い間お疲れ様でした!
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