友情結婚
」のレビュー

友情結婚

シェリ・ホワイトフェザー/岡田理知

男女の間の友情関係維持は難しい

ネタバレ
2020年5月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ この物語は友情関係を壊したくないから恋愛感情を心中へ押しとどめ苦しむという物語でした。そもそもがヒーローはヒロインに恋していた、けれど、生活環境の違いに、毒親との「愛」の葛藤故に苦悩し恐れた。共通項が友情を深めた背景にも納得はするし子供だったのだからその気持ちは理解します。そういう物語だろうと予測はしたのだけれど、トキメキポイントが作画内に認められず歯がゆさがかなり大きい印象でした。学生時代から募る想いがあったはずそういう物語は好きだから期待値MAXで、読み進めるごとに落胆していきました。想いが、表情に無い。おまけに、ヒーローもヒロインも自分たちに欠けた「愛」のピースを埋めることにトコニを利用している事に最後まで気付きもしないその流れに落胆は大きいのです。展開上仕方ない部分はあっても無さ過ぎて残念。それでも、立ち直り自分の人生を謳歌している1個の人間として苦しむ子供たちへの支援に全力を注ぐ2人の物語には「家族愛」という感動は確かにあります。けれど、前述しましたがLOVE要素は期待値以下でした。星は3.5。
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