ヨミホで5巻まで読みました。





2020年5月30日
モラハラ夫の生態はネットやリアル事件でチラホラ学習しとりました。現実にあったあの亡くなったかわいそうなお子さんの事件の父親も超絶モラハラ男であった。この作品の妻は自身の不幸な生い立ちもあり、人一倍、幸せな家庭というものに固執していた。なので、高スペックで優しい(と思い込んでいた)理想の夫と新婚生活をスタートした途端の挫折はあってはならないものだった。当たり前の家庭で育ってきた健全な精神の人間なら「は?何様だよ!?」とソッコー離婚だけれど、この薄幸で気弱な妻は「こんなところでつまずくわけにはいかないんだ、自分さえミスしなければ、怒らせることをしなければ…」という思考回路になる。その心理描写はとても理にかなっていて、モラハラ被害者が出来上がる過程がよくわかりますな。それにしてもフィクションの人物像を毛嫌いして作品自体に低評価をするのは…TV番組の悪役を毛嫌いして演者を叩くアレと同じですなあ、残念。夫のほうの生い立ちも今後は描かれるのか楽しみ。あのストーカー女?の正体も気になるところ。ドラマが広がるのを期待します!

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