海の闇、月の影
」のレビュー

海の闇、月の影

篠原千絵

18冊で驚くほどまとまっている

ネタバレ
2020年6月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 昔、ホラー漫画はほんとにホラーでスプラッタなものが多かった。
今考えるとなぜあんなにちゃんと恐ろしいホラー系が一大ジャンルとして量産されていたのか謎である。
そのホラーの系統にサスペンスと超常と恋愛をすべて乗せてるのに滑らかにすすむ物語。
何よりその人物の掘り下げは現代の薄っぺらい人物設定の追随を許さない。
最後の最後のタイトル回収には衝撃をうけた。
漫画家なら誰もがやってみたいと憧れる手法ではなかろうか。
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