寵愛婚―華麗なる王太子殿下は今日も新妻への独占欲が隠せない
惣領莉沙
このレビューはネタバレを含みます▼
ヒロインの周りの人物って誰もが言葉足らずで、そのせいで、どこまでもヒロインが一人苦しむのが続く。結婚後もヒーローの心が姉にあると思い悩んで幸せな結婚生活とは言えなかったヒロイン。両親との関係も両親の言葉足らずのせいで、溝が深く、ヒロインが結婚して、国をまとめる立場から物を見るようになって、ヒロインのほうから理解と歩みより、少しは絆が繋がった。
ヒーロー、ヒロインに自分の愛情を信じてほしいんだろうけど真相を知らなければ、いつまでたっても完全には信用できないのは、ヒロインの立場からすれば当たり前で。全てをうちあけてしまって、それほどにすきだったと言えばいいのに、真相を言わず、昔からヒロインだけだったとか、口説いても、ヒロインとしては?となる。
有り余る愛情の示しかた全部夜のベッド方面になってしまうヒーロー。言葉足らずな上に真相も知らせず、毎晩抱き潰すだけって。それで、信じろっていうのは、無理がある。
周りの人たちに振り回されててなんとも言えない切なさや寂しさがある可哀想なヒロインに涙涙でした。
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