女装おにいさんがノンケをとろとろになるまで開発したら【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
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女装おにいさんがノンケをとろとろになるまで開発したら【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

ゆかたろ

怒涛のエロ

2020年6月14日
性描写をエロく描くのがとてもうまい作家さんです。
気弱な主人公が、痴漢されたのをきっかけに「自分は抱かれる側になりたいんだ…」と気づき、女装風俗へーーというかなりアグレッシヴな出だしで始まりますが、毎話違った趣向の性行為と心理描写を短い話数の中で巧みに展開させていくところが魅力だと思います。
攻めが女装しているのですが、トランスというわけではなく、異性装(コスプレ)好きなだけで、中身はバリバリの攻めなところも新しくていいなと思いました。
百合漫画を多く描かれている作家さんなので、絵はかなり可愛めですが、攻め受けともに綺麗に描かれていて、漫画の技術力や、絵のうまさは卓抜しています。
そして本当にエロく描くのがとにかく上手いです。
とにかく今エロを読みたい!って時にはうってつけだと思います。
ただ、男性同士ゆえの葛藤や、悩むシーンは少なめですので、耽美モノや、シリアスを探している方には向かないかな、と思います。
明るく、奔放な性描写が読みたい方におすすめです。
作者の違うBLも読んでみたいのでまた商業で描いてくれるのを心待ちにしています。
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