背徳騎士の深愛
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背徳騎士の深愛

なかゆんきなこ/白崎小夜

耐える時間が長いからこそ

ネタバレ
2020年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙に惹かれて購入しました。初めてのソーニャ文庫です。
夫とその愛人に苦しめられる展開が続きますが、シーザーのおかげてイライラもせず、秘密の関係にドキドキしっぱなしで一気読みしてしまいました。

主人公が苦しむ時間が長かったからこそ、シーザーに溺愛されてからの盛り上がりがとてもよかったです。カタルシス?反動的にというのでしょうか。

タイトルの『背徳騎士』は間違いなくシーザーのことでしょうが、読み終えてみるとむしろ夫がクズすぎてまさに背徳……笑 最後はスカッとしましたし、なにより長い間主人公を愛してくれたシーザーと、彼を心から愛するようになった主人公の文句なしのハッピーエンドで、大満足です。
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