窮鼠はチーズの夢を見る
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窮鼠はチーズの夢を見る

水城せとな

何回も読む方がいい作品

ネタバレ
2020年6月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLの名作と言われてきた作品で、私も数年前に読んだのですが映画化のことを知り、改めて読み返してみました。

水城せとな先生の「失恋ショコラティエ」…好きな方多いでしょうが私は割りと苦手な作品でwなので「窮鼠…」の方も読むまでにちょっと思い切れなかったと言うか。

初見の時もやっぱり恭一も今ヶ瀬も夏生も苦手なタイプだったのですが読み返してみると…恭一が越えるまでに何度も抗ったり躊躇したりは当然の事だろうなぁ…と。
その上での最後の激情に流されながらの決断はとても何とも言えなく良かった。
今ヶ瀬の強引そうに見せての内側の純情さとか弱さ…
夏生さんのこと好きじゃないながらも悪い人じゃないし、最後かわいそうやったなぁとは思う。
人間って単純に白黒つけれないんだよなぁ…ってのが端的に表れてるのがグレー恭一ですねw
ホントに良い作品だと思います。
映画化にあたってどういう料理のされ方をするのか…楽しみでもあり…ちょっと心配もありますw
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